- Amazon.co.jp ・本 (204ページ)
- / ISBN・EAN: 9784480084293
作品紹介・あらすじ
平静より騒擾を、問題解決ではなく問題提起を、普遍的な物語を生きるのではなくさまざまな問いを提出し、批判的思考空間にむかって浮上すること。『ポストモダンの条件』で知られる抗争の哲学者リオタールが、手探りで築き上げたその思想を、次世代のこどもたちであるわれわれに率直に語って聞かせる10の通信。「世界史〔普遍的物語〕についての手紙」「正当性についてのメモランダム」「抵抗についての注釈」「哲学の流れを主題とする意見書」など、アドルノやベンヤミンらに学び、幾度もゼロ地点に立ち戻ることから切り開かれる批評的アヴァンギャルド再生のためのポストモダン入門書。
感想・レビュー・書評
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題名から、ポストモダンについて多少なりともわかりやすく書かれているのかと思いきや、ポストモダンについて専門的に研究している研究者向けに書かれた書簡を訳出した著作であった。
「こどもたち」=「次世代を担う者たち」ということを、この本を手に取る者にもはっきりと示しておく方が親切だし、たとえそうだとしてもこの本はカバーにあるように「ポストモダン入門書」だとはとても言えないコンテンツであると思う。
「理解できない者は読まなくて結構」と言われているような印象であった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
哲学
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現代美術入門にオススメ。これが基本。わかりやすい。日本現代美術が屈折している。
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2011年3月28日購入
菅啓次郎で引っぱったら出てきたので
へ~こんなのもと思い買ってみた。
だがなかなか読む気にならない。 -
159夜
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社会不適合者にならない程度に、「未来の予測」、「目標設定」といった目に見えることではない、進歩しないということに耐えること。常にゼロ地点に立ち返りうろたえること(デコンセルタシオン) 、そして想起(アナムネーシス) することで固有言語(イディオム)・個人言語(イディオレクト)を生み出すこと。
思考の幼年時代をどこにでも見出さなければならない。 -
リオタール最初の一冊
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未購入。お金の目処が立ち次第買うと思う。
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¥105