- Amazon.co.jp ・本 (570ページ)
- / ISBN・EAN: 9784480085115
作品紹介・あらすじ
近代日本の宿命、西欧との交わりのなかで、その思想・文化の単なる知的理解ではなく、自己の内面から西欧を血肉化し、それに対応した日本認識を自らの命題とし、日々の生活を通して西欧という現実に食い入りながら思想経験にまで高めた森有正。この前人未踏の、きびしく逞しい、豊かな展望を内に含んだ精神的営為の真髄を全5巻に集大成。第1巻は、著者がフランスに永住する決心をした後、はじめて世に出した、普遍的な価値に至ろうとつとめる魂の奇跡、『バビロンの流れのほとりにて』『流れのほとりにて』の2作品と、同時期の「日記」を収録。
感想・レビュー・書評
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烏兎の庭 第一部 書評 2.13.03
http://www5e.biglobe.ne.jp/~utouto/uto01/yoko/mori1y.html
森有正エッセー集成 さくいん
https://utorin.hatenadiary.org/ -
もっと若いときに出会いたかった著者の作品。
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かれこれ10年くらい読んでいます。
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あまりに難解で1ページごとに何度も読み返した「バビロンの流れのほとりにて」。1冊を読みきるのにこれほど苦労した本はなかった。投げださなかったのは若いからできたのか、今読めばすこしは理解は深まっているのか。