ルネサンスの魔術思想 (ちくま学芸文庫)

  • 筑摩書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (413ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480088611

感想・レビュー・書評

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  • フィチーノの魔術思想を軸に、賛同派・反対派ともに取り上げてルネサンス期の魔術思想についてまとめた本。この分野では避けて通ることの出来ない記念碑的な著作であるらしい。

    オカルト・魔術に関してはある程度知識を持っているつもりだったのだが、このルネサンス期あたりは弱くて初めて見る名前も多く、新鮮な気持ちで読み進めることが出来た。このジャンルも実に奥が深い。

  • ルネサンス期は、血液循環説もまだなかったため、ダヴィンチですら、心臓は精気を頭に運ぶ臓器と考えていた時代でした。そして、自然科学という枠組みもなく、哲学として、物理法則を含む自然についてが語られます。その中で、自然に関する哲学、自然哲学の一部は自然魔術と呼ばれました。
    本書は、ルネサンス期の思想に大きな影響を及ぼした哲学者マルシリオ・フィチーノの精気(スピリトゥス)という概念を中心に、当時の自然魔術について述べられています。
    ルネサンスの思想に興味があって、これから何か読もうと思ってる人にも、オススメできる内容です。

  • 正直ジャケ買いでしたが。

  • 立派な錬金術の第一歩(違)

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