フーコー・コレクション〈2〉文学・侵犯 (ちくま学芸文庫)

制作 : 小林 康夫  松浦 寿輝  石田 英敬 
  • 筑摩書房
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本棚登録 : 178
感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (457ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480089922

作品紹介・あらすじ

「狂気」をめぐるフーコーの問題群は、文学の領域においても展開された。人間の"境界=極限"が、その言語活動において探られ、「作品」が生み出される地点へとまなざしが向けられていく。コレクション第2巻「文学・侵犯」は、「侵犯への序言」「言語の無限反復」「幻想の図書館」「外の思考」「作者とは何か」などを収録。「いつの日か試みねば」とフーコー自身語りつつ、大部な著作としてまとめられることのなかったテーマの論考を集めた本書は、「幻の書」ともいうべき一冊である。

感想・レビュー・書評

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  • 【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
    https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/738506

  • 言語と文学の世界を、こうも切り詰めた思考と無限な可能性を提示してくれるフーコーには感謝。
    極限への来訪が言語を導くのか、もしくは言語を退行させるものなのかは未だ分からないが、これから実地で試していきたい。
    マラルメやブランショ、ロブ・グリエやソレルスなど、これから仏文学を毛嫌いせず読んでみます、

  • p.2006/6/12

  • 1に同じ。

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著者プロフィール

ミシェル・フーコー(Michel Foucault):1926年フランス・ポワティエ生まれ。高等師範学校で哲学を専攻、ヨーロッパ各国の病院・研究所で精神医学を研究する。1969年よりコレージュ・ド・フランス教授。1984年没。主著に『精神疾患とパーソナリティ』『狂気の歴史』『臨床医学の誕生』『言葉と物』『知の考古学』『監視と処罰』『性の歴史』がある。

「2023年 『ミシェル・フーコー講義集成 2 刑罰の理論と制度』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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