エレガントな解答 (ちくま学芸文庫 ヤ 14-2 Math&Science)
- 筑摩書房 (2007年11月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (269ページ)
- / ISBN・EAN: 9784480091178
作品紹介・あらすじ
出題に正解するだけでなく、その解法が「エレガント」であることを求む!新聞連載の読者参加型コラムは、小学生から年配者まで幅広い数学ファンの人気を集めた。「数学や科学にエレガントは似合わない」と思われていた時代に、それを講演で、著書で、熱心に語りかけた人気数学者の上質な数学エッセイ。本書タイトルの「エレガントな解答」のほか、プリンストン高等研究所で薫陶を受けた師を回想しながら、その理論の美しさを数学的に解説する「アインシュタインと相対性理論」、また相対性理論への足慣らしにもなる射影幾何学のやさしい講義「パスカルの定理」などを収録。
感想・レビュー・書評
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エレガントな解答
趣味の数学
パスカルの定理
アインシュタインと相対性理論
現代の数学
著者:矢野健太郎(1912-1993、東京、数学)
解説:一松信(1926-、東京、数学)詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
楽しかった。
手を動かしながら読まないともったいない。 -
数学者、矢野健太郎さんの新聞連載をまとめた本です。「エレガント」な解答を求め、読者に出題し、戻ってきた解答を「エレガントか否か」で評し…の繰り返しで進んでいきます。「エレガント」という形容詞は、私のような文系的にはその人となりをいうことがほとんどなのですが…理系的にはちょっと違うみたいです。数学の解き方やプログラムの書き方を「美しい」「エレガント」といった感性で評する人種がいることのフシギさはなかなか魅力的ですが、実際に話をしてみてもやっぱり理解しにくい(笑)。「シンプル」とはイメージがちょっとずれますし、「面白い」とも違うようです。奥が深いなぁ…?そのへんのナゾがちょっとわかるかな…と思って書店でぱらぱらとめくったのですが、あえなく頓挫(笑)。でも気になる本なので、もうちょっといろいろ鍛えてから読みます。