量子力学: ランダウ=リフシッツ物理学小教程 (ちくま学芸文庫 ラ 5-2)

  • 筑摩書房
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感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (517ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480091505

作品紹介・あらすじ

専門に進むまでの基礎課程で使える、簡潔で美しく、現代物理学をも射程に入れた教科書ができないか。それがランダウとリフシッツの新たな「小教程」構想だった。第1巻『力学・場の理論』は最小作用の原理にもとづく古典「力学」で始まり、電気「力学」へと進んだ。本書第2巻はいよいよ量子「力学」へと進む。ここでは非相対論的量子力学から相対論的理論までをいっきに登りつめる。"大教程"の大部の2巻をもとにしながら新構想で成ったほぼ別版。ことに相対論的理論は新稿に近い。よみがえった幻の名著。"大教程"への入門篇。

感想・レビュー・書評

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  • 物理学小教程第2巻。

    第1巻で必要な数学の知識はベクトル解析や変分原理であるが、第2巻では線形代数、ヒルベルト空間といったところだろう。パウリの排他原理が行列式の性質から導かれることなどから線形代数は最低限知っておく必要があると思われる。

    種々の物理量は演算子で表され、その具体的な値は期待値で表される。2つの物理量の同時観測性は、各々の演算子が同一の(波動関数に関する)固有空間を持つことに帰着し、このことは2つの演算子の可換性に結びつく。

    このように数学的な意味と物理学的な意味を結びつけて理解することは極めて重要である。

  • 系推薦図書 総合教育院
    【配架場所】 図・3F文庫新書 ちくま学芸文庫
    【OPACへのリンク】
    https://opac.lib.tut.ac.jp/mylimedio/search/book.do?target=local&bibid=189015

  • 1606円購入2011-02-09

  • ランダウの書いた世界的名著の文庫本。
    内容は言わずもがな素晴らしいものであるが、専門書の割に安く手に入りどこでも読めるのが嬉しい。

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