戦国の城を歩く (ちくま学芸文庫 セ 2-1)

著者 :
  • 筑摩書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (218ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480092298

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  • 2023年3月14日 夫からのプレゼント。

  • 中世の守護大名の館、戦国時代の大名の山城、そして信長や
    秀吉に代表される天守が聳え立つ壮大な城へ。
    日本の城の変遷、それを探り出す城跡調査のノウハウ、
    縄張り図や地形図の読み方を伝授する“城”の本。
    結構読み込んでしまいました。
    戦国以前は、足利将軍邸に倣った武家の館。
    山城は戦いのときの臨時の施設。
    それらが戦国の世、大名の拠点となり、山城は権威を示す。
    そして、信長・秀吉の支配者の証、天守閣が聳える広大で
    高層な城にと、変わっていく。
    城の変遷が、大名と配下の者や町民たちとの関係にも関わったり、
    書状や政務にも影響しているのが面白かったです。
    印判状って現代のハンコにまで繋がっているとは!
    海外の城との比較も、短いながらも興味惹かれました。

  • 薄くて気軽に読みやすいがとても興味深い内容。城の構造という観点から当時の時代考証へ繋げていく視点は面白い。
    城巡りは個々の建築美や城主の歴史的背景に囚われがちなので、旅先で城を訪れた際の見方が変わる面白い一冊。

  • 実践じゃなくてわりと概要っぽいの。

  • さらっと読めた。
    縄張りのところが印象に残ったが、それ以外はそんなに。

  • やっぱりお城は総合研究だよ!
    そしてフィールドワークが大事!
    この本では、縄張り図の読み方などもわかりやすく解説されていて、面白かったです。
    薄い本だけど、中身はあったよ。
    でも、これだけじゃ足りないな。
    マニアになろうとする人用の入門書といった感じの本でした。
    いろいろお勉強になりました。

  • 思った以上に学問寄りの本だったかも。なので、難しい部分もあるんだけど、城の構造とか変遷とかはじめてしることも多々有り面白かった。
    知識を増やしてまた読み返したい

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著者プロフィール

千田嘉博(せんだ・よしひろ)
1963年愛知県生まれ。奈良大学文学部文化財学科卒業。城郭考古学者。大阪大学博士(文学)。国立歴史民俗博物館助教授などを経て、現在、奈良大学文学部文化財学科教授。主な著書は『織豊系城郭の形成』(東京大学出版会)、『信長の城』(岩波新書)、『真田丸の謎』(NHK出版新書)、『城郭考古学の冒険』(幻冬舎新書)など。

「2021年 『新説戦乱の日本史』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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