私の世界文学案内: 物語の隠れた小径へ (ちくま学芸文庫 ワ 11-4)
- 筑摩書房 (2012年2月8日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (277ページ)
- / ISBN・EAN: 9784480094339
作品紹介・あらすじ
人はなぜ小説を読むのか。父から娘への手紙という形をとって、本書ではさまざまな小説の中に人生の"隠れた小径"を探ってゆく。「家族に対するわだかまり」「自分にひそむかたよりの感覚」「人間の金銭欲とは」などの身近な切り口から、世界の代表的な文学を取り上げる。ドストエフスキー『罪と罰』、トルストイ『戦争と平和』から、デュラス、モラヴィア、カルペンティエールまで、作品の大筋と読みどころを紹介。深い人間観・歴史観に裏打ちされた温かい語り口で、作品の豊饒な世界と、文学を読む愉しみを語る。はじめて小説の扉を開く人のための格好の入門書。
感想・レビュー・書評
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トーマス・マン『トニオ・クレーゲル』
カフカ『変身』
バルザック『従兄ポンス』
スタンダール『パルムの僧院』
トルストイ『戦争と平和』
ドストエフスキー『罪と罰』
オースティン『自負と偏見』
ロレンス『息子と恋人』
トマス・ウルフ『天使よ故郷を見よ』
フォークナー『響きと怒り』
セルバンテス『ドン・キホーテ』
チェーホフ『黒衣の僧』
ギュンター・グラス『猫と鼠』
フィリップ・ロス『狂信者イーライ』
ソール・べロウ『犠牲者』
アラン・シリトー『屑屋の娘』
マルグリット・デュラス『ラホールの副領事』
アルベルト・モラヴィア『軽蔑』
アイリス・マードック『切られた首』
ソルジェニーツィン 『マトリョーナの家』
ギマランエス・ローザ『大いなる奥地』
ホセ・ドノソ『夜のみだらな鳥』
アレホ・カルペンティエール『失われた足跡』詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
文学
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看護学生への手紙の形式。