SDGs時代の食べ方 ――世界が飢えるのはなぜ? (ちくまQブックス)
- 筑摩書房 (2021年10月22日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (111ページ)
- / ISBN・EAN: 9784480251169
作品紹介・あらすじ
日本では今この瞬間にも大量の食べものが捨てられている。その量は国連が行う食料支援のなんと1.4倍。このおかしな状況を変えるにはどうしたらいいのか!?
感想・レビュー・書評
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#SDGs時代の食べ方
#井手留美
#ちくまQブックス
#筑摩書房
食品ロスの問題。
消費者の5つの責任
③社会的関心 自らの消費活動が他者に与える影響、とりわけ弱者に及ぼす影響を自覚する責任
④環境への自覚 自らの消費行動が環境に及ぼす影響を理解する責任
知らなかった。深刻な社会問題ですね。 -
具体的にどこでどのような食品ロスが起きているのか、わかりやすく解説。どうしたら減らせるかのヒントも。
少しでも焼却ゴミを減らすことが日本の課題ではないかと思っているので、生ごみをどうするかは大きな課題だと思って読んだ。食品を生ごみにしないためにできることをできるだけやっているが、個人的にはやはり限界もある。
取り組みを紹介するだけではなく、社会を動かすように声を上げていく必要性についても述べられている。 -
日本は、2000万トン輸入して2000万トンロスを出している、そして食料自給率が40%しかない異質な国。
食べきれないものを捨てるためにもco2を排出する。 -
食品ロスはこんなにある。世界では食べられない人もいる。それなのにこんなに捨てていいのか?
ひたすらにマウントを取られ、日本に生きている私たちはごめんなさい、って言うしかないです。
タイトルにSDGs時代と書いてあるけど、私が学生の頃から食品ロスの問題は社会問題として取り上げられていたように思う。だから、20年くらい言い続けている問題で、SDGsだからとかの問題ではないですね。
この食品ロス問題を少しでも解決しようと、一人一人の行動変容を促すのはいいのですが、なんかそう言う問題でもないような気がして、もっと構造上の問題からアプローチしたい気持ちもします。
社会の矛盾みたいなものは無くしたい。無くせなくても少なくしたい。
それにむけてどういう社会にしたいかから、どういう行動を取るかを考えていきたい
私は生産(農)をもっと身近に、日常の一部にある社会を作りたい。それが生産への想像を育み、無駄をなくしたい気持ちを醸成してくれると思う。
過剰に作りすぎず、届けられるところで作る。
食という命の営みだからこそ丁寧にやりたい
一人一人の行動変容を強要するのではなく、行動変容してしまう環境を整えていく -
食品ロスに関する本。消費者視点から離れないので、中学生というよりは小学生向き。中学生であればもう少し社会全体へ視野を広げたい。
内容も、構造の問題よりは気持ちの問題に終始する傾向があり残念。給食の食品ロスは生徒個人の責任というより仕組みの問題なので、「苦手な食べ物を食べられるようにする方法」で解決させようとするのは納得いかない。
販売期限の問題では、「賞味期限ぎりぎりまで売ってくださいとみんなでお店に頼もう」と提案しているけれど、リスクを誰が負うことになるのか、その場合の責任はだれが取るのか、など視点の多様性が欠けているのも残念。子ども向けとはいえ、複雑な社会問題は複雑であることを隠さずに見せることが未来を担う子どもたちへ の礼儀であると思う。
「有機(栽培)のお米はおいしい」も、「慣行農業と比べて」であるとの誤解を生みかねず軽率。 -
「食卓から世界を変えよう!
日本では今この瞬間にも大量の食べものが捨てられている。その量は国連が行う食料支援のなんと1.4倍。このおかしな状況を変えるにはどうしたらいいのか!?」
著者:井出留美(いで・るみ)
食品ロス問題ジャーナリスト。日本初のフードバンクの広報を委託されるなど食品ロス問題に取り組み、「食品ロス削減推進法」の成立にも協力。第2回食生活ジャーナリスト大賞食文化部門受賞、Yahoo!ニュース個人オーサーアワード2018受賞、令和2年度食品ロス削減推進大賞消費者庁長官賞受賞。著書に『捨てられる食べものたち』(旬報社)、『食品ロスの大研究』(PHP研究所)などがある。 -
フードロスの多さに愕然。買いすぎ、作りすぎに気をつけよう…反省。ここは南極料理人の気持ちになって、最後まで使いきって、食べきって、まずは自分がフードロスをなくすぞっと。
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2023年1-2月期展示本です。
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