- Amazon.co.jp ・本 (382ページ)
- / ISBN・EAN: 9784480420268
感想・レビュー・書評
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初期短編集。
好きなわりにあんまり作品を読めてないので、読んだことがない話が多くて嬉しかった。
前半は一千一秒物語が好きな方は面白いかと思うけど、後半は稲垣足穂のことあんまりよく知らない人は苦手かもしれない。
少年愛苦手な方はご注意を。
続きをまだ手に入れてないので手に入れたいところ。
稲垣足穂はほんとに全集揃えたいし、一千一秒物語とか第三半球物語を改稿ごとに全部読みたい。
底本によってあったりなかったりする話があるから、完全収録版ほしい! -
スズキオージ含め若き日の思い出
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足穂さんは完全にアチラ側のお人だ…
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ずいぶん前に買っていたのですが、やっと読みました。
ちくま文庫で出ていた稲垣足穂コレクションは今や品切れ状態のようです…残念。
あの芥川賞作家又吉さんも褒めていた「一千一秒物語」が収録されてますが、全集なので他にもいろんな作品が入ってます。
作品のほとんどが大正〜昭和初期に書かれているのがびっくりです。こんな奇妙な物語、他にあるでしょうか?
物語にあらすじなどはなく、感覚的な、あまり理性的とはいえないシュールな印象的な文章の羅列ですが、楽しむより語感とかを味わえばいいのかなと思います。
べつの選集で読んだ「人工戦争」は気に入ってます。「水晶物語」も鉱物にまつわる絵のような物語が楽しかったです。
ぜひ、ちくま文庫に重版をお願いしたいです。 -
『一千一秒物語』のうち、1篇を読む。それは素敵なことだと思うけれど、こうまで同じものを重ねられると…。
それ以外の作品はさらにどうでもいいように感じる。 -
ある切っ掛けで再読。サン=テグジュペリと宮澤賢治の接点に近いところにあるように感じる。そして宮崎駿的な自意識過剰さが鼻につくのである。面白いか面白くないかと問われれば面白くないと答えざるを得ないが、なんとなくそこに拡がるイメージには心惹かれるのである。
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男女・恋愛感情問わず会った瞬間に「この人何?!ともっと喋りたいもっと知りたいすっげーわくわくするんですけど!」って思う人がたまにいる、その溢れくる洪水のような感覚で読み切った。