- Amazon.co.jp ・本 (308ページ)
- / ISBN・EAN: 9784480422279
作品紹介・あらすじ
宗教なんてうさんくさい。うっかりハマったら怖い。だから近づかない。多くの日本人はそう思っている。だけど、どんな国でも地域でも、宗教はすっかり日常に溶け込んでいる。文化や価値観の骨格であり、それゆえ紛争のタネにもなる。宗教を知らなければ、世界の人びとを理解することはできないのだ。この本では、世界の宗教を理解するための基礎中の基礎を紹介。「人類の叡智としての宗教」のエッセンスが詰まった、小さいながら充実の入門書。
感想・レビュー・書評
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p.2006/5/11
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一般的な宗教に関する「アレってなんで?」はだいたいこの一冊あればなんとかなりそう。
読みやすいし、内容も分かりやすくまとまっている。
文体も柔らかい感じ。中高生でも難なく読めると思う。
自分は頭が良くないのでときどき読んで思い返したい。そんな本。 -
知的好奇心で読む面白さがある一方、自分がいかに宗教とかけ離れた生活を送ってきたかと考えさせられた。色々な宗教についていくつか本を読み、少し理解はあると思ってはいるが、あくまで外側からの理解であって、ある宗教の内側に入ったことはないのだから。世界の大多数の人たちから見たら日本人は相当変な集団なのだろう。でもそこには共通の価値観が育まれ、行動様式を形成している、とした山本七平の「勤勉の哲学」を読んでみたいと思った。
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定期的に読み直したい本。
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詳しくてわかりやすい。宗教学の本はこれでいいな。
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食物規制や巡礼などのルールは同じ宗教行為を次の世代も再生産する社会的意味が大きい
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勉強になった。まず本当になにも知らなかった事を痛感した。だからこそ本書を読んだのだが、それでも難しい概念が出て来ると、お手上げ状態になる。キリスト教イスラム教まではなんとかついていけたが、仏教になると難しい。仏教は単語の難しさもあると思うが、東洋哲学と捉えると難解なのも分かる。同時に日本は西洋化が進み、馴染みやすい論理なのかもしれない。偏見を持って接するのではなく、こういう論理で動いていると知っている事が重要なのだと思った。
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この分野における橋爪先生の啓蒙の功績はすごい。