- Amazon.co.jp ・本 (222ページ)
- / ISBN・EAN: 9784480423092
感想・レビュー・書評
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話がだらだらと長い割に中身がなかった。
本編よりあとがきの方が読みやすい。
幼少期は友達ではなく玩具としてお互い遊んでいたであろうことや、今も関係が続いている友達もいれば、ある時になんとなく関係が途絶える友達もいたり、共感することはあった。 -
「100万回生きたねこ」の佐野さんはエッセイも上手い。
タイトルからは一見寂しい印象を受けるけど、ここで表してるのは「無駄な時間をともに費やすもの=友だち」という意味。
言い得て妙なり。
一人っ子だったせいか今でも新しく友だちを作るのは得意じゃないけど、長い付き合いの友だちと無駄な時間をこれから先もずっと一緒に費やせるなら寂しくないな。 -
これはまたすごい題名だ。子供の時に見たら「危険な本」だと思ったかもしれない。
そうか『100万回生きたねこ』の著者なのか… と今更ながらに思う。佐野さんが語る友達に対する思いのようなものが書かれているのだろうかと、本の裏の説明を見て中身を想像した。
中を開けば、太陽(?)マークと月マークで表わされる二人による対話で始まる。どちらかが佐野さんなのか? とも思いつつ、どこか大人びた佐野さんが創り出した子供二人による空想の会話に読めてくる。後ろの解説を見ればわけがわかるのかもしれなかったが、何となくそのまま読み進めてみることにした。十分会話が面白かったからである。解説に種明かしはあるので、いろいろと空想しながら読むのもいいかもしれない。
佐野さんの友達との距離の取り方がなかなか変わっている。変わっているというよりは、とらえどころがないと言ったほうがいいのか。くっつきすぎているようなこともあれば、あっさりとした別れもあったりで友達との間で自分の中に湧き上がる感情をもてあそんでいるような不思議な感じがあった。「感受性の強い子」という言葉がなんとなく浮かぶ。佐野さん自身も「感受性の強い子」だなどと自分を思うことがあったり、他人に「感受性の強い子」だと思われたりしたことがあったのだろうか。
本を通して思うことはやはり「よく覚えているなあ」ということ。最近、金井美恵子さんを読んだ時にも思ったけれど、こういった見たもの聞いたものを瑞々しく記憶にとどめることができて、かつ、それを書きだすこともできるような人。そんな人には「こんなに覚えていていやになっちゃう!」という感じが文章から醸し出されていないだろうか、とふと思った。
そしてその「こんなに覚えていていやになっちゃう!」という感覚は、金井さんに至っては「昔のあの映画はよかったのに」という毒に近いものを生み出す契機となったり、佐野さんにとっては「私が覚えているこの『友達』に対する感覚は誰にもひけをとらない」といったまぶしいような感覚を生み出す素になっているんではないかと思ったりする。
読んでみてどこか救われるような気分になる子供、若い人は多いかもしれない。 -
元は、プリマーブックス
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タイトルのような結論が出るかと思いきや全く違った。
友情とは持続であると書いてあるのを読むと今いる友人を大切にしなければと思わされる。 -
【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/764217 -
あとがきが1番面白い
あとは、うーん -
背表紙を見て思わず店頭でくすっと笑ってしまった。内容は「友達はいらない」ではなく、「だからこそ友達はいる」というものだった。語弊あるな。笑。インタビュー形式でありながら、最後まで聞き手の名前ははっきりと明かされない。なんとなく、あのひとだろうなあと思いながら読み、あのひとだった。
口が悪くて、情が深くて、、理由はよくわかんないんだけど、なんだかすらすら読めた。 -
最近小説の言葉と離れていたから些細な一言でもおぉとおもう。