反社会学講座 (ちくま文庫)
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この作品に関連する談話室の質問
みんなの感想・レビュー・書評
面白い!目からウロコな読書体験だった。わざとかどうかは知らないが、ちょくちょく論理の飛躍や、見当違いの比較が見られた。
少年犯罪・少子化のそれぞれの問題については、かねてから個人的にうさんくさいと思っていたので、こういう書かれ方をされるとすごくスッキリした気分になります。一種のパロディですから、これを全て信じるというわけにはいきませんが、1つの刺激になることは間違いありません。「今回のまとめ」がまた笑える。
呉智英的に社会を論じた本。2012年現在において、斬新な視点とは言えないが、適度に熱く適度に軽い語り口で分かりやすく社会(というよりマスメディアで取り上げられる主義主張)をざくざくと切り刻む。
個人的には好きになれない立場でいる社会学を滑稽に切ってくれているのは実に爽快。
文系の実証科学を重視する学問への目線の入れ方も評価できる。
世の中について「●●はこれこれだ!」
ていうのはそんな単純に割り切れないと。
理屈通りに人間は行動しないし、てきとーで楽したがりなのが本能。
人間そんな変わらないよね。
データこねくりまわして、なんとかひとつの切り口で結論導く。
変化があれば、問題意識を与えればより望ましい。
ああそうか、3月までそゆことしてたな。
切り口とこねくり方次第ではこんなおもろいことも言えてしまうんですね。
数字のトリックをどんなふうに使っているかを面白おかしく解説しています。アメリカの大学の話など結構知らない話が多かったです。また、著者の日本理解の深さに感銘。
本書も今世紀初頭にかなりの隆盛を見た、ネットの書籍化の一冊である。元サイトを愛読していたのだが、文庫になっていたことを最近知り、なつかしさのあまり手に取った。 著者自身まえがきで述べているが、そういった意味ではそれなりに「時代を感じさせる」部分もある。だが本書に取り上げられている社会問題の多くは、鮮度こそ多少落ちているものの、今なお「解決済みの過去」にはなっていない。2011年の今、本書を紐解くこ... 続きを読む »
いいとこもあるけど、よくないところもあってとんとんで落ち着いている印象。
社会学を批判し、社会学をする、反社会学。
いい意味で反面教師にすべき点がいくつかある。社会学の手順に従って、わざと論理の飛躍や早すぎる一般化などを用いているのだろう。
その言説にいらいらするところもあるが、かなり考えられて書かれているという印象を受けた。
おもしろかった。
大型書店で、ずっと平積されていて興味が沸いていた。
ちくま文庫という堅い出版社であるにも関わらずフザけた表紙、(社会学は、自分にとって好印象の学術分野への)挑戦的な題名に、ほとんど期待せずに購入。
ボケと軽快な語り口に的確な論述、最高。
難点は、この本を読み、興味を持ち社会学部に入学してしまい、現実のつまらない教授の授業を聞き、学術分野に幻滅してしまう学生が出てしまう事態が避けられない事ぐらい。
こんなに明快・痛快な論理展開をする教授の授業を是非聴いてみたい。
「ユダヤ人と日本人/イザヤ・ベンダサン」を読んだのが中学時代、
「ちはやふる奥の細道/W・C・フラナガン」が大学時代。
イザヤ・ベンダサンの正体は山本七平で、W・C・フラナガンは小林信彦だった。
パオロ・マッツァリーノもぜったい日本人。全くそのことを隠そうとはしていない。
ググれば正体はわかるだろうと安易に考えていたがざっと調べてみたところ結局わからなかった。映画通、イギリス嫌い、千葉在住の学者?だろうか。
新書を読んでいて感じる都合の良い統計資料の使い方をばっさり一刀両断しながら、自らもそれをやってのける。反論必至の正論をズバリと指摘する。それも匿名ならではのこと。もちろん2ちゃんねるとは一線を画す、暴論を承知で世に問う反社会学という立派な社会学である。
新書に飽きたらぜひ読んでいただきたい。目から鱗とはこのことだ。
とりあえずおもしろい。
社会学ってなんだっけ?ってなったときに読みかえすと、
やっぱり社会学さいこー!ってなる(笑)。
・7/27 衝動買いしてしまったが、これがなかなか面白い.俺がもともと言っていたような内容もあり、やっぱり同じことを考えている人はいるもんだと妙に納得した.それは少年犯罪が増えているだの凶悪化しているだのいう説はうそだというものだが、その他にもそうだそうだと思うものや、なるほどと感心するもの、だよねと納得するものまで面白おかしく論じている.この分だと現在よりよっぽど江戸時代以前や特に戦国時代なんかの昔の方がよっぽどストレスが多かった筈だと言う俺の説も、そのうち出てくるのかもしれないな.
・7/31 これもあっという間に読了,それにしても面白い講座だった.
ウェブページでコラムを見て、面白かったので衝動的に購入した本。ウェブページは、"反社会学講座"でGoogle検索すれば引っかかる、はず。
2007年に購入して、今まで読んでいなかった。もとは2004年がネタになっているので時事問題は懐かしい感じがした。データを使ってあることないことぶちかますっていうのはワタシもしばしば使用する方法論ではある。以前から「まっとうな社会学者」というのは存在しないと信じていたが、この本を読んで改めてその気持ちを強くした。
世論は誰かの陰謀、みたいな話。おもしろかった。
印象的だったのは
・メラビアンの法則は都市伝説
・幼児英才教育は親の自己満足
・「ムダ」と「経済効果」の意味は実は同じ
・super pessimist になるな
笑った。
たくさん笑わせてもらった。
自分で資料収集するのは大変だから理屈と数字の整合性でリテラシーをつけてくしかないんかもわからん。

一部学者によって歪められた社会学に一石を投ずる一冊。「凶悪化する少年犯罪」、「ふれあいが大事」、「日本人=勤勉」、「少子化=百害あって一利なし」といったステレオタイプを俎上に上げてそれらを一刀両断し...





