ちくま日本文学011 泉鏡花 (ちくま文庫)

著者 :
  • 筑摩書房
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感想 : 21
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  • Amazon.co.jp ・本 (480ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480425119

感想・レビュー・書評

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  • 正直読み辛いのだが、歯切れ良くかつ絢爛たる文章に陶酔させられる。高野聖、天守物語、歌行灯といった鏡花を代表する短編が収録されているので、鏡花の入門編にお勧め。

  • 金沢のしっとりと湿った、海は冷たく、柔らかな雪の降る土地で、
    美しいものの中に生きた人の匂いがする本。
    同じ土地に生まれ育ったからか、
    その美の表現にすごく共感を覚える。
    泉鏡花の文章を、その空気を、町並みを、当時の人々を、
    肌で感じられる気がする。

    特に雛では、モノについて語っていても、
    そのモノが存在する少し暗い日本の家屋だとか、
    残っている町並みだとか、
    住んでいる人の感じ方、考え方、しきたりだとか。
    それが感じられて、急にふるさとが懐かしくなった。

  • 独特な雰囲気

  • 2008.8

  • いろいろ入ってる
    授業で

  • 金沢にいくのがきっかけでよんでみることにした本。

  • あなむずかし。

    高野聖、近いうちに再挑戦します…。

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著者プロフィール

1873(明治6)年〜1939(昭和14)年)、小説家。石川県金沢市下新町出身。
15歳のとき、尾崎紅葉『二人比丘尼色懺悔』に衝撃を受け、17歳で師事。
1893年、京都日出新聞にてデビュー作『冠弥左衛門』を連載。
1894年、父が逝去したことで経済的援助がなくなり、文筆一本で生計を立てる決意をし、『予備兵』『義血侠血』などを執筆。1895年に『夜行巡査』と『外科室』を発表。
脚気を患いながらも精力的に執筆を続け、小説『高野聖』(1900年)、『草迷宮』(1908年)、『由縁の女』(1919年)や戯曲『夜叉ヶ池』(1913年)、『天守物語』(1917年)など、数々の名作を残す。1939年9月、癌性肺腫瘍のため逝去。

「2023年 『処方秘箋  泉 鏡花 幻妖美譚傑作集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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