買えない味 (ちくま文庫 ひ 14-2)

著者 :
  • 筑摩書房
3.61
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本棚登録 : 509
感想 : 39
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  • Amazon.co.jp ・本 (237ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480427830

感想・レビュー・書評

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  • dancyu で連載しているエッセイをまとめたもの。
    食べ物の話ばかりでは無く、食器、調理器具や、料理に関わる全般から話題をとっているので、バリエーションに富んだ内容でした。
    高級料理では無く、普通にあるあるなネタが多いのは好印象でした。

  • 旅行先にて。写真もよかった。

  • なんとおいしそうに書くことよ。

  • 暮らし

  • 平松洋子さんの暖かいエッセイがとても好きで、お風呂でちまちまと読んでいる。食べることの楽しさを教えてくれる本。

  • 平松洋子さんの美味しそうな本が好きです。
    こちらもそうだと思って手にしたら、料理の道具や器がほとんどだったので、少しあれれと思いましたが、でもやっぱり面白かったです。
    ごはんを愛している方の道具や器へのこだわりを読めて、ほくほくしました。
    豆皿は好きですし、鉄瓶が更に欲しくなりました。でも使いはじめが大変なのですね。。
    「愛と蒸籠の日々」とか、言葉も好きです。

  • 最近、エッセイと言えば平松さんか角田さんを読んでばっかりだから
    段々「あれ?この本って読んだっけ?」ってなってきた(笑)

    平松さんの押し付けがましくない、でも、平松さんの本を読んだら
    もっと自分の生活(特に食生活全般)を大事に楽しみたくなるから不思議
    これは平松さんご自身が楽しんでるのがビシバシと伝わってくるから
    真似したくなってしまうんだろうなあぁ~
    やっぱり人は楽しそうな人に吸い寄せられるものだ・・・

    お恥ずかしい話だけど・・・
    一人暮らしだと、食事が雑になる(苦笑)
    もちろん、ちゃんとされてる方もたくさんいらっしゃるので、「私は」雑になります
    箸置きもランチョンマットも持ってるけど、面倒で使ったり使わなかったりしていた
    でも、この本を読んで「よし!」と一念発起!
    ランチョンマットと箸置きを完全復活させた(笑)

    ほんの少しだけど、私の生活がピシッとしたかなぁぁ~
    こういう小さな習慣の積み重ねが「私」を創っているんだと意識するようになりました
    ありがとうございます、平松さん!

  • 悪くはないけど、あんまりはまらなかった感じ。

    食べ物や生活雑貨についてのエッセイ。
    手の届きそうなこだわりやカッコよさだからこそ、はまらなかったのか・・・・。
    「ちょっと手をかければいい」というところがね。わかっているけどできない自分、というかね・・・。

    むしろ、明らかに自分とはかけはなれていたり、違ったりしているほうが楽しく読めるのかもしれない。

  • 平松洋子さんのエッセイは本の話ばかりと思っていましたら、
    こたろうさんが何冊か料理の本を紹介されていて、
    お料理のエッセイも書かれているのを初めて知りました。

    この本はタイトル通りの一冊です。
    本当にお金では買えない味のものが書き綴られていました。

    ●朝の御膳立て 
    ●買えない味  
    ●キレる力を!  
    ●機嫌のよい一日

    4章全てにおいて
    台所にたつ昔の主婦の料理に対する工夫や
    昔の調理道具たちを活用する手腕や知恵がぎっしりつまっています。
    日常の中にある素朴で美味しいものに向けられた
    温かい眼差しが感じられました。

    便利なキッチンでコンビニ食材にも慣れ親しんでいる毎日ですが、
    そういえば、「おふくろの味」も買えない味だなと思います。
    母親も祖母も、一昔前の人は、
    料理に対してはこの本のような意識を持っていたのでしょう。

    買えない味と言っていますが・・・
    それでもなんとかして、食べてみたくなる一冊です。

  • 2013/07/23 文庫で再読。入院の友に持ち込んだが0ページ。退院後1ヶ月以上かかって読了。

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著者プロフィール

平松洋子=1958年、倉敷生まれ。東京女子大学卒業。エッセイスト。食文化、暮らし、本のことをテーマに執筆をしている。『買えない味』でBunkamura ドゥマゴ文学賞受賞。著書に『夜中にジャムを煮る』『平松洋子の台所』『食べる私』『忘れない味』『下着の捨どき』など。

「2021年 『東海林さだおアンソロジー 人間は哀れである』 で使われていた紹介文から引用しています。」

平松洋子の作品

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