ひと皿の記憶: 食神、世界をめぐる (ちくま文庫 よ 28-1)

著者 :
  • 筑摩書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (363ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480429278

感想・レビュー・書評

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  • 豊かな語彙で記述される、各国の想い出の料理。想像するのが楽しくて(わざと一番空腹な、仕事帰りの電車内で読むのが最高であり苦痛でもあり)じっくり舐めるように、時間をかけて読みました。ご馳走様でした。

    2014不忍一箱古本市にて売却

  • 人生のその時々の食の記憶を巡るエッセイ集。「吹田の慈姑」、「香港の点心」、「バンコクのケーン」等と名付けらた40編のエッセイは、膨大な食の記憶が反響しあいどれも忘れ難い。日本各地、韓国、台湾、中国、香港、タイ、ベトナム、インドネシア、モロッコ、イタリア、フランス、北欧の国々等滞在した土地とそこに住む人々と食事の思い出は、著者が食べる人だけでなく、料理をする人であることにより重層的で複雑な味わいになっている。「食神、世界をめぐる」というサブタイトルは、伊達じゃない。

  • 20130815 食べ物との出会い。舌の記憶。これだけいろいろな食を記憶出来るのは羨ましい。幾つかは確認してみたいものだ。

  • 日本と世界の生活の中にある食材の情景。美味を感じ取る官能と、背景を見晴らせる知識。うーん、おいしい本だ。

  • 神戸の洋菓子というタイトルで、最後は粉もの(たこ焼き)でしめるエッセイってすごい。

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著者プロフィール

四方田 犬彦(よもた・いぬひこ):1953年生れ。批評家・エッセイスト・詩人。著作に『見ることの塩』(河出文庫)、翻訳に『パゾリーニ詩集』(みすず書房)がある。

「2024年 『パレスチナ詩集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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