- Amazon.co.jp ・本 (222ページ)
- / ISBN・EAN: 9784480432230
感想・レビュー・書評
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職場の同僚よりのお薦め本。役柄も凛とした役の多い女優さんでした。家庭を大事にするがために撮影が終われば飛んで帰る人。何故かといえば旦那様のご飯を作るため。生活のために女優を生業とされますがすべては旦那様との生活を大切にしているから。旦那様との思い出のエッセイで晩年、旦那様と思い出を代わりばんこに綴ろうと約束し一つ目の文を書いて逝ってしまった後、著者が思い出を一人紡いでいく。生き方がそのまま表れている凛とした文章でした。それだけに読み終えた読後感が切ないです。
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強い男にやさしい女、東男に京女とは、よく聞く言葉ですが、実際はどうなんでしょう(^-^) 沢村貞子(1908~1996)著「老いの道づれ 二人で歩いた五十年」、2014.11発行。沢村貞子、大橋恭彦、明治もの同士。誇り高い京男(妻に立てられるのが好き)と尽くし型の東女(夫を立てるのが好き)だそうです(^-^) 永い道づれの旅、楽しかったことと思います!
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岩波書店から1995年に発行された本をよみました。
若かった時代の事を書いた「貝のうた」を読んでからこちらの本を読んだので、前作とは違い穏やかな気持ちで読めました。
穏やかと言っても連れ合いとなられた'殿'は家庭があったのですね。そして沢村さんにも若かった時に半強制的に結婚した相方が。
明治男と明治女、壮大なるラブレターを読ませて頂きました。
巻頭の写真が素敵です。
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夫のために尽くし、女性が仕事も制限するということは、今の時代にあわないのかもしれないけれど、お二人にとってそれが幸せだったのであれば、それでいいよなあと思えました。
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トットちゃんで観たとおりのお二人だった。沢村さんは本当にご主人を愛してらしたんだなと思える文章で微笑ましい。