- Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
- / ISBN・EAN: 9784480435279
作品紹介・あらすじ
都会か田舎か、定住か移住かという二者択一を超えて、もう一つの本拠地をつくろう! 場所の見つけ方、人との繋がり方、仕事の作り方。解説 安藤桃子
感想・レビュー・書評
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私はそれほど不便でない田舎に住んでいますが、「ぽつんと一軒家」的な家にも憧れます。伊藤さんたちのような活動をしてみたいですね。
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## 感想
死なない基盤は複数持つべきだなと感じた。
都会が記号化されすぎたため刺激が少なく、複雑性を処理する能力を持て余すため、
スマホの中で複数の視点から発せられる情報を自ら掴み取る行為に惹かれる、という指摘が興味深かった。
## フレーズ
- 色んなとこに行ってみる
→気に入ったら住んでる人と共同で何かする
→腰を据えたくなったら家を持つことを考える
- 場所によっては生きてることが特技になりうる
- 住むことが仕事になる可能性すらある
- 家はちょっとづつ作る方法もある
- 都会と田舎の二項対立、どっちに住むかの01にする必要はない
- 人生はちょっととりあえずの積み重ねでいい
- オープンとクローズドの使い分け
- 流動性による閉塞感の回避と、固定部分による安心感の両立
- 仕事は第一に面白いから、第二に他者との関係性、そのついでに生活の糧
- 利益の増加が生活の質を低下させてないかの視点を持つ
- 日常行うことがそのまま仕事になるように
- 生活の質を上げることにもつながる
- 祖父母世代と子供世代は時間感覚が近い
- 都市はライブ会場 田舎でのチューニングがいるのでは -
すごく興奮して読んだ。
ここで書かれている、「もう一つ拠点となる場所を作る」とは違うけれど、今自分が住んでいる場所、教室でいろんなことができるんじゃないかと夢みさせてくれる内容だった。
あと、熊野のほうにも行ったことがあるので、想像しながら読めて、楽しかった。 -
都会から訪れた人たちがゆるくつながりながら新しいことら楽しいことを展開している熊野の話。
多拠点居住の効用はよくわかる。 -
「小さな図書館をたくさんつくろう」という項目があったので購入してみる。
都市と田舎、二項対立ではなく、両方に拠点をつくってみて住んでみると楽しいよ、という内容の図書。家の探し方から紹介されている。テーマは歴史的にも行われていた多拠点居住を現代の状況に合わせて再構築するというもの。人の流動性があると確かに地域の活性化にもつながり、行政の叫ぶコミュニティ創出にも近づくことができるような気がする。
紹介されていた、自分の本棚を無料で図書館として公開できるウェブサービス「リブライズ」は覚えておこう…