酔っぱらいに贈る言葉 (ちくま文庫)

著者 :
  • 筑摩書房
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本棚登録 : 45
感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480436047

作品紹介・あらすじ

古今東西の小説家、落語家、そしてタクシー運転手が残した酒にまつわる五十の名言をもとに、著者が酒の底なしの魅力について綴る。解説 戌井昭人

感想・レビュー・書評

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  • 古今東西の作家、落語家、俳優、タクシー運転手などによる「酒にまつわる名言」を集め、それらへの思いを綴ったエッセイ。
    内田百間、種田山頭火、山田風太郎、井伏鱒二、山口瞳、色川武大など好きな作家がたくさん掲載されていて、拾い読みするだけでも楽しい。
    中でも、吉田健一の京都で呑み倒す話と、夕刻に著者が佃島を訪れたとき、声を掛けてきた無名の老人の話が面白かった。

  • 酒好きの酒飲みが、酒にまつわる名言やら迷言を集めて語っているエッセイ。共通点が「酒」というだけで、日本&海外の文豪、詩人に俳人、落語家、タクシーの運転手、佃島の老人など、紹介される面々は多彩です。お酒を飲まない人には意味がわからないのではないかと思う程度にマニアックで、お酒が好きな私から見ても、ちょっと理解の範疇を超えるところがあり、まさにそこがおもしろかったです。

  • 大竹聡 著「酔っぱらいに贈る言葉」2019.6発行。タイトルは「酔っぱらいに贈る言葉」ですが、内容は「酔っぱらいの言葉」がたくさん収録されています。一読しましたがたいした言葉はないなと感じました(^-^) 強いて挙げれば、平松洋子さんの言葉:「おなじ居酒屋でも、時間によってまるで味わいが違う。暖簾を掛けてすぐのじぶん、日暮れまえ、すっかり満員になってがやがやと喧騒の極まる夜七時、八時ごろ、店に流れる空気は別のものだ。」そして、若山牧水の歌は流石です:人の世にたのしみ多し然れども酒なしにしてなにのたのしみ

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著者プロフィール

1963年東京生まれ。早稲田大学第二文学部卒業後、出版社、広告代理店、編集プロダクションなどを経てフリーに。2002年仲間と共にミニコミ誌「酒とつまみ」を創刊。

「2022年 『ずぶ六の四季』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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