「居場所」のない男、「時間」がない女 (ちくま文庫)

著者 :
  • 筑摩書房
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本棚登録 : 139
感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480436566

作品紹介・あらすじ

「世界一孤独」な男たちと「時限ばかり」の女たち。全員が幸せになる策はあるか――? 社会を分断する溝に気鋭の社会学者が向き合う。解説 内田 良

感想・レビュー・書評

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  • 社会学者さんが 今時の 男女について
    統計などを元に 解説しています。

    もっと情緒的な内容かと思ったけど
    きっちり データをもとに書かれていました。

    この本は
    現在の首相にでも
    読んでもらいたいですね~~~

  • 男女平等が謳われる世の中において、どうしても女性の権利向上ばかりに焦点があてられがちですが、この本における水無田先生のスタンスとしては「本当の男女平等な社会を実現するには、女性だけでなく男性の権利も確保しなければならない」というもので、新鮮に感じました。

    特に、
    ・独身50代以降の男性の自殺率が高いこと
    ・女性は専業主婦・フリーターでも社会的に許容される風潮があるが、男性が介護や病気などで一旦ステージから降りると二度と再起不能、かつ社会的地位を失ってしまう
    ・結婚のメリットは男性の方が、妻や子を通して「社会とのつながり」「コミュニケーション」等、孤独を感じないという理由で大きい。
    ということが印象的でした。

    また、一女性として、女性には結婚・家事・子育て・さらに仕事という、いかに時間がないかということが分かったので、今のうちから対策が必要だなと感じました。

  • 出版社(ちくま文庫)ページ
    https://www.chikumashobo.co.jp/product/9784480436566/
    内容・目次

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著者プロフィール

國學院大學経済学部教授。1970年神奈川県生まれ。早稲田大学大学院社会科学研究科博士課程単位取得満期退学。修士(学術、哲学)。専門領域は文化社会学、ジェンダー論。詩集『音速平和』(思潮社)で中原中也賞、『Z境』(思潮社)で晩翠賞をそれぞれ受賞。主な著書に『「居場所」のない男、「時間」がない女』(ちくま文庫)、『無頼化した女たち』(亜紀書房)、『多様な社会はなぜ難しいか』(日本経済新聞出版)などがある。

「2023年 『離れていても家族』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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