O・ヘンリー ニューヨーク小説集 街の夢 (ちくま文庫 お-70-2)

  • 筑摩書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (356ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480438508

作品紹介・あらすじ

なんと鮮やかな短篇集! O・ヘンリーが20世紀初頭のニューヨークの街並と人生の一齣を見事に描き出した小説集第二弾。解説・カラー口絵も充実。

感想・レビュー・書評

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    O・ヘンリー ニューヨーク小説集 街の夢 O・ヘンリー(著/文) - 筑摩書房 | 版元ドットコム
    https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784480438508

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    角川から出ている越前敏弥訳と比べてみたい。
    しかし、いつ読んだかなぁ、、、

  • 23の短編と、二人の作家によるO・ヘンリー論、訳者による解説が収録されている。
    ひとつひとつの短い話のなかで、読み手の心を掴む工夫が凝らしてあり、新聞で読む小説として人々の興味を引いただろうと思った。
    新聞の読者に向けてこれだけたくさんの作品を書くというのは大変なことだ。どれもユーモアと皮肉がたっぷり。世間の話題やその時代の流行を取り入れて書かれた作品たちはきっと誌面で輝いたに違いない。
    特に好みなのは「巡回の合間」「賢者の贈り物」「最後の一枚」だった。不思議と親しみを感じるような人間の描き方がなされていると思う。
    この本の面白いところは、訳者による解説が一編ごとに添えられているところ。当時のニューヨークの事情に疎くても、訳者が手助けをしてくれるので理解しやすかった。

  • 120年位前のマンハッタンの日常を簡潔で刺激のあるストーリーで描写した短編集だが、原文を見ていないが訳文の質が素晴らしいと感じた.新聞に掲載される程度の長さで、日常のトピックを巧妙に入れ込んで、人々のやり取りをやや風刺的に記載している.新聞を楽しみにしていた人が多かったと推測される.感謝祭に通りがかった人にご馳走する「感謝祭の二人の紳士」が面白かった.随所に警官が登場する場面が多々あったが、治安維持のためか意外な感じがした.

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著者プロフィール

オー・ヘンリー/1862年、アメリカ・ノースカロライナ州出身。銀行勤務時代に横領罪で有罪判決を受け、服役中から短編小説を書きはじめる。ショートストーリーの名手と呼ばれ、庶民の哀歓を描く作品は時代や国境を越え多くの人々に愛され続けていて、生涯272編の短編作品を残し、これまで映画化された作品も多い。

「2023年 『人生は回転木馬』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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