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- Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
- / ISBN・EAN: 9784480439499
作品紹介・あらすじ
無賃乗車の技術、刑務所でのサバイバル、貧窮ホーボー生活…「短篇の名手」J・ロンドンが10代の頃のアメリカ大陸放浪を語る隠れた名作。
感想・レビュー・書評
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ジャック・ロンドンはつくづく読みやすい文章を書くなあと感心する。小説もバツグンに面白いけど、自伝エッセイも最高にワクワクした!
若さとエネルギーがはち切れんばかりの自信に満ち溢れた筆者の言葉にどんどん惹き込まれる。わくわくする。自信満々でも全然鼻につかないのは、真っ直ぐな言葉だからか。嘘つきだし犯罪者だし、意地悪だし、道徳的に誉められない部分もあるんだけど、それもひっくるめて、めちゃくちゃ魅力的な人だったのだろう。悪いところにも衒いがないのだ。それゆえにどうしても惹かれてしまう。
本人も大嘘つきだと称するくらいだから、この本のどこまでが本当の話かは分からない。でもそんなことはどうでもいい。嘘八百で人を魅了させることのできる想像力と頭の回転の速さがこの作家が名作家たる所以なのだろう。この人にならもっと騙されていたいとすら思ってしまう。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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