比較歴史制度分析 上 (ちくま学芸文庫)

  • 筑摩書房
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感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (512ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480510112

作品紹介・あらすじ

中世後期は商業的統合と市場拡大が進展した時代と言われる。厳密な歴史分析とゲーム理論を駆使して、政体や経済の動態的変化に迫った画期的名著。

感想・レビュー・書評

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  • 一読では味わえないですね。
    繰り返し読んで自分でシミュレーションしてじわじわくるだろう。

  • 東2法経図・6F開架:332.04A/G84h/1/K

  • 歴史の本ではあるけど、史料により実証すると言うよりは、理論(モデル)による演繹によって実証的な歴史分析の結果を補強しようと試みた本のように思う。

    本書では、制度を一枚岩としてとらえ、制度はルールや予想や組織などの「制度的要素」からなると捉えている。

    歴史学、経済学、社会学、政治学などの制度分析を乗り越えようとしているっぽい。ゲーム理論や数学の部分がわからなすぎて悔しかった。

    読んでて、フランチェスコ・グァラの本の最初に出てきたルールとしての制度と均衡の結果としての制度のことがわかりそうな気もしたけど、まだ理解できてない。

    過去の制度的要素が新しい制度の生成に影響する話とか、国家の強制力をはじめから仮定せずにどのような要因によって社会的な強制力を獲得し行使することができるのかを考える必要があるという指摘とか興味深かったけど、まだまだ理解できてない。。。

    よくわかってないまま下巻へ。。。

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