- Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
- / ISBN・EAN: 9784480683939
作品紹介・あらすじ
世界で紛争はどのように解決されているのか。英米の大学で体系的に教えられている「紛争解決論」の世界水準の議論を、気鋭の国際政治学者がわかりやすく伝える。
感想・レビュー・書評
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「世界の紛争はどのように解決されているのか?争いに対して、なぜこういうものの見方をするのかという基本から説き起こす。気鋭の国際政治学者による、紛争解決論入門。」
目次
第1章 紛争解決の考え方
第2章 紛争分析の視点
第3章 紛争対応の方法
第4章 紛争分析の道具
第5章 紛争対応の政策
第6章 紛争分析と国際政治
第7章 紛争分析と地域紛争
第8章 紛争解決から見た国際政治史
第9章 現代世界の紛争解決の国際的な枠組み
著者等紹介
篠田英朗[シノダヒデアキ]
1968年生まれ。国際関係論。広島大学平和科学研究センター准教授を経て、東京外国語大学総合国際学研究院教授。早稲田大学政治経済学部卒業。ロンドン大学LSE博士課程修了。著書『集団的自衛権の思想史』(風行社、読売・吉野作造賞)、『平和構築と法の支配』(創文社、大佛次郎論壇賞)、『「国家主権」という思想』詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
国際法学者・紛争解決論の専門家 戦争でなく武力紛争
紛争
複数の当事者multiple partiesが相反する目的incompatible goalsを追求する際に発生する状態
P.35 ポーツマス条約に見る第三者=アメリカの位置づけ
立場と利益interest(より深層に設定されるべきneeds)
P.55 紛争解決の事例としての薩長同盟
紛争対応
・回避avoidance
・交渉negotiation
・調停mediation, arbitration
・強制coercion
問題解決のアプローチ MECE
P.117 カンボジア 民主化の紛争解決 -
紛争解決論っていう学問領域があるんだね。西欧では確たる領域らしい。紛争とは戦争のことだけでなく、利害が対立する場面全般を指す。互いの価値観やモノの見方を理解して解決策を探すのが基本となる。分かりやすく書かれているけど、思いっきり奥が深いね。
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SDGs|目標16 平和と公正をすべての人に|
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https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/756950 -
東2法経図・6F開架:319.8A/Sh66f//K