- Amazon.co.jp ・本 (180ページ)
- / ISBN・EAN: 9784480688316
作品紹介・あらすじ
現代の日本社会は「お客様=神様」として扱うが、客の不満はゼロになるどころか、不満は増大し、自主性の欠如や拝金主義、暴力につながっていく。「お客様」社会の問題点と脱却法を考える。
感想・レビュー・書評
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私自身も買い物するし、ファミレスで食事するし、病院、スポーツジム、美容院、、、いろんなところで「お客様」として接遇されているんだろうな。読み進めていくと「これって私のこと?」っなるサイコホラー。
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お客様という扱いが、今の日本をダメにしているということを事例をもとにして述べている本。事例を見ていると絶望的な感じになってくる。これらの根本には拝金主義があるのだと思う。拝金主義というところを視点にして、自分はどうしていったら良いか、今一度考えたいと思う。
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【要約】
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【ノート】
・新書がベスト -
東2法経図・6F開架 365A/Mo45o//K
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内容(「BOOK」データベースより)
現代の日本社会は「お客様=神様」として扱うが、客の不満はゼロになるどころか、不満は増大し、自主性の欠如や拝金主義、暴力につながっていく。「お客様」社会の問題点と脱却法を考える。 -
【目次】
第1章 「お客様」社会先進国ニッポン
消費者社会としての日本社会
「お客様」社会としての日本社会
広がる「お客様」化
「お客様」になれば認めてもらえる
第2章 「お客様」による暴力はなぜ増える?
「お客様」社会は問題か?
「お客様」は「荒ぶる神様」
「お客様」が暴力的になる理由
第3章 客を客とも思わない店員―労働者から誇りを奪う「お客様」社会
「お客様」社会の逆説
スーパーと職人
スーパー、職人、マニュアル
失礼なバイト店員が増えた理由
失礼な職人的店員が増えた理由
第4章 教育の「お客様」社会化は、学ぶひとを不幸にする
学校教育の「お客様」社会化
「お客様」社会化した大学の現状
「お客様」社会化した大学の問題点
学校教育の「お客様」社会化マッチポンプ
第5章 「お客様」意識からの脱却
不満排除システム
不満排除の逆説的帰結
せいぜい「お客さん」
あとがき -
海外から帰ってきたときに感じた違和感の原因が、分かったような気がする。
“もてなす側”の本が多いなかで、本書は“もてなされる側”に焦点を当てた本。そういう意味でも貴重であり、新しい角度から日本の社会を見つめられる。 -
【動機】『新書がベスト』経由。書名が秀逸。
【内容】ひとに認められたいという欲求をビジネスで満たす「お客様社会」を解説している。
【感想】スーパーから職人が解体される物語が悲しい。自身をクソお客様に貶めないために何ができるだろうか。