つまずき克服!数学学習法 (ちくまプリマー新書 157)

著者 :
  • 筑摩書房
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本棚登録 : 104
感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (191ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480688590

作品紹介・あらすじ

数学が苦手なすべての人へ。大事なのは「戻る勇気」と「愚直さ」。算数から中学数学、高校数学へと階段を登る際、どこで、なぜつまずいたのかを自己チェック。今後どう数学と向き合っていけばよいかがわかる。

感想・レビュー・書評

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  • なるほど、僕のつまずきはまず「割り算」にあるのかも、という気がしてきた。
    あとは文字への恐怖だな。抽象化した文字が出てくるとフリーズしてしまう。克服せねば、と前々から思ってはいるのだが。。。

  • 数学が苦手なすべての人へ。
    大事なのは「戻る勇気」と「愚直さ」。
    算数から中学数学、高校数学へと階段を登る際、どこで、なぜつまずいたのかを自己チェック。
    今後どう数学と向き合っていけばよいかがわかる。

    ★中学数学でつまずきやすいポイント

    1.符号の変化はイメージで解決

    2.文字を数字の感覚で使うⅠ
    ・文字の扱い
    ・等式変形

    3.文字を数字の感覚で使うⅡ
    ・連続する数の表し方
    ・数を文字で表す

    4.中学1年生の文章題における2つの関門とは
    ・速さ、時間、距離の関係
    ・百分率

    5.文字の分数計算でミスが多いのはなぜ?
    原因は2つの作業を面倒がるから
    ・分子が多項式のときはカッコをつける
    ・1行だけ途中式を多く書く

    6.方程式を愚直に解く
    ・方程式を解く5つのステップ

    7.定義と定理の違い

    数学が苦手な生徒の学習法を次のようにアドバイスをしています。
    大切なことは2点。
    1.愚直であること
    2.戻る勇気

    ■目次
    第1章 数学って本当に必要なの?
    (数学なんか出来なくても生きていけるよね!?;
    中学数学(義務教育)までは身に付けよう ほか);

    第2章 いったいどこでつまずいたんだろ~!?
    (算数でつまずきやすい項目;
    中学数学でつまずきやすい項目 ほか);

    第3章 数学との向き合い方
    (「五教科で一番嫌い・苦手な科目は数学」;
    「伸びる子」と「伸びない子」の違い ほか);

    第4章 具体的な提案を…
    (算数との向き合い方;
    中学数学との向き合い方(中学生から大人まで対象) ほか)

  • 学生時代に出会いたかった本です。数学は公式や定理の暗記ではなく、丁寧に理解しながら一歩一歩積み上げていくことが必要なのですね。「愚直であること」と「つまずいたら元に戻る勇気」が大切です。仕事も一緒ですね。久しぶりに方程式や図形を見て、自分の知的体力が落ちていることがわかりました。

  • なべつぐ先生のノートの使い方を実践しています。これを読めば、語りかける中学数学の使い方がよくわかります。

  • 知る人ぞ知るなべつぐ先生の数学指導法の伝道書。
    著者は、基本を大切にすることを力説されているが、基本書での指導を積んだ後で、十分な演習を積む指導をされていることからも、やはり目標とするゴールが分かっていることが大切なのだろうと感じた。

  • 小学4年、中学1年、高校1年に算数・数学の壁があるらしい。本職がいうのだから本当だと思うし、なぜつまづくのかも、その理由を読むと理解できるような気がする。
    「考える練習が必要」や「数学は国語力が必要」、「腕力が必要(わかる瞬間が来るまで腕力を使う)」など、実感のある言葉が並ぶ。

  • 算数から数学へ
    数学が苦手な人が算数のどこでつまずいていたのか

    中学数学から高校数学へ、何が変わるのか
    前半はつまずきどころの解説です。

    ケアレスミスをなくす方法も参考になります。

    数学の再学習のヒントがもらえるかも。

  • 「あぁ、中学時代にこの本があったら、数学であんなに苦労しなくてすんだろうに…」と心底思いました。(^^;
    数学をどのように勉強すればいいのか、特につまずきやすい所の指摘と対処(克服)方法が懇切丁寧にわかりやすく語られています。現役の中高生だけでなく、遥か昔に高校生だった私でも、「もう一回数学をきちんと勉強しなおそうかな」と思えてくるだけの納得度合いでありました。
    ということで、今年中学生になった息子にさっそく「数学ができるようになりたかったら、これを読め!」と推薦した次第であります。
    ま、ちゃんと読んでくれるかどうかはわかりませんが(笑)。

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著者プロフィール

1961年、東京都生まれ。
1994年、東京学芸大学自然環境科学専攻、生命科学専修卒業。2020年、立教大学大学院修士課程修了。塾や予備校で数学を教えてきた。2010年頃から各地の少年院でも非行をした子どもたちに授業をして基礎学力を向上させている。本書の他、『語りかける高校数学 数Ⅰ編』『語りかける高校数学 数Ⅱ編』(ベレ出版)、『かずお式中学数学ノート(全14巻)』(朝日学生新聞社)など、学び直すための書籍を20冊以上書いている。

「2021年 『語りかける中学数学 [3訂版]』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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