僕らが世界に出る理由 (ちくまプリマ―新書)

著者 :
  • 筑摩書房
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感想 : 20
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480689009

感想・レビュー・書評

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  • 『物乞う仏陀』、『遺体』などで知られている石井光太さんの書。
    自身が行ってきたルポ活動での実体験や、他のライターの成功例を紹介しながら、若い人々にむけて海外に出ることを勧める書。勉強、読書の重要性を説きつつも、そこで得た知識を一度打ち壊し、自分の目で見、自分の耳で聞いたことをもとに、現実を再構成することが大切だと語る。

    自分の目標のために最短の道はなにか?それがわかったら直感に従って即行動。実際にそれをやってのけた人の言葉だから説得力はある。何か大きな事を成したい、と思っている人は読むと良いだろう。

  • 若者へのメッセージか
    海外へ飛び出すために 行く理由を考えてはいけない 直感は信じるべきである
    正論って何だろう 正しいとは限らない
    1人旅をするべきである 新しさを想像するまで
    新しいということはいいなら 色々チャンスがある
    メディアの真実を知るべきである メディアの役割は何だろうか
    世界のためにできることは何か

  • 人生はタイミングと選択。物事をやる人とやらない人との違いは、本当にしかるべき時にしかるべきことをやるかやらないか。だからこそ、私たちは難しく考えずに、自分がするべきことを一歩踏み出して行動してみるべきなのだ。

  • ちくまプリマ―新書であるため、高校生・大学生向けに書かれているが、大人が読んでも心に留めておきたい部分がいくつも見つかった。
    海外へ行くことは、「本人がその気になりさえすれば、あらゆるものが自分の肥やしとなりえる」。私自身は今海外に住んでいる。ただ、日々の忙しさに追われて、様々な文化の違いにあまり目を留めず何気なく過ごすことも多い。だが、よく考えれば看板一つをとっても、スーパーで並んでいる野菜一つをとっても、発見が多くあるはずだ。それをもっと活かそうと思った。
    また、高校生・大学生の間にどんな考えを身につければ良いのか、また具体的に何をしたら良いのかという部分は、大人として彼らに伝える時に参考になるといえる。例えば、専門の勉強だけでなく、幅広い勉強をすることの意義が書かれた部分などは必読。

  • 全ての若者が一度は目を通しておくべき本だと感じた。
    *海外に一人で行くと、日本にいるとわからない自分の欠点に気づける
    *正論や固定観念にとらわれない物の見方ができるようになる。
    *何かを取り組むときはそこに取り組む必然性と最短ルートを考える。必然性がないと、ここぞの場面で頑張れない。
    *必然性は自分で作る。
    *周りとは今の差ではなく、10年後の差で考える。やり続ければ必ず差が付く。
    *チャンスはあくまでもアピールできるチャンスをもらっただけ。そこをどれだけ活かせるか。また、数年おきに訪れるビックウェーブには必ず乗ること
    *やりきる人間にはエネルギーが集まり、リソースがついてくる。

  • 展示期間終了後の配架場所は、1階文庫本コーナー 請求記号 159.7//I75

  • グローバル社会と言われている今、私たちにできることって?本当の国際貢献、支援って??
    海外の様々な場所のホームレスやストリートチルドレンたちの生活に密着して、取材を続ける、ほんとうに人の心の奥、生活の真実を突きつめようとする石井さん。
    海外の人たちと関わり続ける活動をしたい私にとって、ほんとうに参考になる一冊でした。
    他の石井さんの本も、ぜひ読んでみようと思います!

  • ああこれ子どもに読ませたい。多くの子どもたちに読んでほしいと思う。
    石井光太さんに、すごく救われてるねんなあとあらためて思った。完全に、自分の前を歩いてるひと。
    やっぱり、本気で物事突き詰めようと思ったら、こんなふうにストイックになる必要があるのね。恐れ入りました、本当に。

  • いざというときに自分の直感を信じて決断できるのは、その人がどれだけ努力によって直感を磨いて、自分に自信が持てるようになったかということに等しいのです 感覚として身についているものは無意識に体が反応するようにしてつかえます 勉強をする時はできるだけ幅広く他分野のことも勉強をするべきだということです いつの世でも「やる人」と「やらない人」の二つに分かれるということです 力が湧いてくる本

  •  この本は、世界中を取材して、ルポルタージュを書いている著者が、若い人の人生に対する悩みや疑問に答える形になっています。
    仕事や将来について何か迷っているとき、決断するきっかけをくれる本です。
    20代前半でこの本が読めることは素晴らしいと思います。(こ)OPAC→http://libopac.lib.juen.ac.jp/opac/opac_details.cgi?lang=0&amode=11&place=&bibid=1000009876&key=B138811797316508&start=1&srmode=0

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著者プロフィール

1977(昭和52)年、東京生れ。国内外の文化、歴史、医療などをテーマに取材、執筆活動を行っている。ノンフィクション作品に『物乞う仏陀』『神の棄てた裸体』『絶対貧困』『遺体』『浮浪児1945-』『「鬼畜」の家』『43回の殺意』『本当の貧困の話をしよう』『こどもホスピスの奇跡』など多数。また、小説や児童書も手掛けている。

「2022年 『ルポ 自助2020-』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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