科学は未来をひらく: 〈中学生からの大学講義〉3 (ちくまプリマ―新書)

  • 筑摩書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480689337

感想・レビュー・書評

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  • 全二作より、少し専門的だったからか、やや難しかったー。

    先日別に読んだ西成活裕さんの渋滞学が、更に分かりよくなっていたので良かった。
    柱を置けば渋滞解消になるということを聞くだけではにわかに信じられなかったのだが。

    「私のなかにある〜」では、最後の「虫愛づる姫君」への及び方に感動。
    生きることの本質が毛虫であることを的確に捉えていた姫君。なるほど、そういう読み方も出来るんだなあと思う。

    ラストは「共生の意味論」。
    サナダムシをお腹に飼っているくだりは、正直衝撃だけど、生きることをひらくって、案外こういう所からなのかもしれない。すごい。

  • いま第一線で活躍されている、私の感覚としては「発信」ができるタイプの学者の方々の中学生を対象にする熱いメッセージ。
    研究者の研究対象に対する気持ちがすごく伝わってくる。

  • 文明の発達だけでなく自然や生体も意識しよう、
    西洋医学(文明)を否定し本来の人間(自然)を取り戻そう、
    といった意見が中心。
    全体としては悪くないが、一部極端な人(内容に矛盾あり)がいる。気になる人のところだけを読めばよい。

  • 同じ科学者でも思想は人それぞれ.中学時代にそれを目の当たりにできるのも,本として読めるのも素晴らしい.

  • 3冊目は科学者特集、自分の専門分野がいかにおもしろいか、みんな楽しげに語っているものの、さすがにするする読めない話も少なくはない。後半、渋滞学の西成活裕やご存知藤田紘一郎に福岡伸一あたりはさすがに読みやすい。

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著者プロフィール

1936年東京生まれ。科学史家、科学哲学者。東京大学教養学部卒業、同大学大学院人文科学研究科博士課程修了。東京大学教養学部教授、同先端科学技術研究センター長、国際基督教大学教養学部教授、東洋英和女学院大学学長などを歴任。東京大学名誉教授、国際基督教大学名誉教授。『ペスト大流行』『コロナ後の世界を生きる』(ともに岩波新書)、『科学の現代を問う』(講談社現代新書)、『あらためて教養とは』(新潮文庫)、『人間にとって科学とは何か』(新潮選書)、『死ねない時代の哲学』(文春新書)など著書多数。

「2022年 『「専門家」とは誰か』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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