- Amazon.co.jp ・本 (128ページ)
- / ISBN・EAN: 9784480689429
感想・レビュー・書評
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優しく語りかけるように書かれていました。
個人的には
「〈インタビュー〉将来を考える」の内容が一番共感できたように思えます。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
「大人になんかならなくっていい、ただ自分になっていってください」
この言葉に妙に納得。
年齢的にはとっくに大人だけど、子どもの時に思っていた「大人」とはちょっと違う気もする。
でも「自分」というものは、だんだん出来上がってきた気がするなと思った。
「友達って何?」「死んだらどうなるんだろう?」など誰もが一度は疑問に思うことに対し、吉本ばななさんならではの考えが述べられていて面白い。
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やっぱり私は吉本ばななさんが大好きだなと改めて思った。
ばななさんのお父さんお母さん、やほかの小説か、エッセイにも登場している人もたくさんでもないけど出てくる。
私も充分すぎるくらい大人だけど、優しくそれでいいって言ってもらえているような気がする一冊。
そして、内容をまるまる自分ごととして鵜呑みにしてそう考えた方がいいのかなと流されるんじゃなくて、そっか、そういう考え方もあるよね。と、取り入れたいところは取り入れたり、私も同じ!と思ったり、わたしならこうだけどな、それはあまりそうとは思えないな、と、この本を読みながらしっかり自分自身に向き合えることこそが大人だと思う。 -
本の中の、愛の貯金について、(言葉が強いけれど)自殺が近づいてきたらの箇所が、ふと弱っている時に助けになります。
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ばななさん的大人とは、生きるとは、勉強の意義等が語りかけるように優しく書かれている。
あくまで個人の意見であり、押し付けてないよ感が好き。
成人式などで形式的に「大人」に押し出されるわけだが、精神的な大人はこうできて行くのかと勉強になった。
中高生に読ませたいと帯には書いてあったが、私には今がちょうど良かった。
感謝をする。淋しさに耐える。感情抜きに他者を思いやる。自分の中の子どもを認める。
+α 得意なことに頼って依存しない。新しい場所、新しい人に会う。
最後の2つは勇気がいるし、エネルギーも必要だけど少しずつ。
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予備校通いながら、一番のハードルは、勉強の大変さでも、試験の難しさでもなくて、本気で目指すことだと感じてて。
(詳細は脱線するから会ったと...予備校通いながら、一番のハードルは、勉強の大変さでも、試験の難しさでもなくて、本気で目指すことだと感じてて。
(詳細は脱線するから会ったときにでも)
そのエネルギーがどこから供給されたか考えてみたときに、新しい環境への渇望が30%くらいは占めてるなと思った。同じ環境に何年身を置くか選択ができる状況で、努力次第で何とかなる(ように感じる)なら、より短く終わらせたい、みたいな。(エネルギーをくれる例)
ただ渇望と表現すると好きで望んでいるようにうつるけど実際は違っていて。感情的には既存の枠組みに留まりたい気持ちが強くあるにも関わらず、飛び込んだ方が色々と成長できることを知ってる理性が、間接的に意思決定に絡んでくるイメージ。(エネルギーが必要の例)
結論何が言いたいかと言うと、
>最後の2つは勇気がいるし、エネルギーも必要だけど少しずつ。
エネルギーを要求されるだけじゃなくて、エネルギーを与えてくれるケースもあって、その馬力は無視できないからうまいバランスを見つけたいよね、です。笑2022/03/30
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作家になることを志し、すこし変わった家庭で家族との軋轢を感じながら「少し変わった女の子」として生きてきたばななさんが優しい言葉で綴る「大人になる」ためのヒントとメッセージ。
模範通りにうまくやれなくても自分の人生をのびのびとやわらかに心地よく生きる術を見つけていければそれでいい、とのびやかでやさしい言葉で綴られていて、とうに大人になったいまでもきれいな水を飲むように心地よく届いてくれる。 -
100字要約
「自分らしくあってください」自分のしたいことを極めていくのも勉強することです。自分がしたいことを見つけ、感覚を磨いて下さい。社会の練習場である学校で人生に向けて何を学ぶかを日々の疑問から紐解いてます。
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1. おとなになるってどんなこと?
2. 勉強しなくちゃダメ?
3. 友だちって何?
4. 普通ってどういうこと?
5. 死んだらどうなるんだろう?
6. 年をとるのはいいこと?
7. 生きることに意味があるの?
8. がんばるって何?
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「おとなになんかならなくっていい、ただ自分になっていってください」
なんだって自分のしたいことを極めていくことはつまり勉強なのです。
時間を自分なりに過ごすという抵抗
科目に関係なく広い視野でものごとを教えてくれる先生の授業は楽しんで受けていました。
人生にはいろいろな形の友情があります。型にはめていかないでどれをも味わって大切にしたら、やっぱり人生は豊かに彩られる、そう思いませんか?
自分の感覚がとても大事なのです。感覚はものごとの裏にあるなにかを見せてくれるものです。
見た目から人を判断できる能力を磨くこともとても大切だと思います。
違和感を感じて身を守ることと、オープンであること、この一見相反することを同時に心がけてほしいな、と思います。
自殺というのは、心の中に愛の貯金がなくなった時にするのだと私は思っています。
好きな時間に寝たり起きたり、思う存分ネットを見たりするのは、健康なときにしかできないことだということです。
今できることは目一杯。
なにをするために人は生まれてきたかというと、私は、それぞれが自分を極めるためだと思っています。
今の学校は、みんなで会社をやっていくための練習場みたいなものです。
個人で自分を極めるか、会社という組織を利用し、利用されながら大きな規模で自分を極めるか、それもまたその人次第なんだと思います。
夢を持つということは素敵なことですが、何もないところに道を作るのは大変なことです。
これまで自分が積み上げてきたものが、今の自分を作っているので、それを生かすということにもっと目を向けてほしいです。
自分の好きなことを見つけたり、しったりすることは、とても大切なことです。
結局、何かひとつのことに特化した人というのは、応用がきかなくなってしまうんです。
世界は広くて様々な仕事があり、いろんな考えの人がいます。
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生きることに迷った時、やわらかく考えて生きていくためのヒントをくれる本だと思った。
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サクサク読めた。50分くらいで。
吉本ばななさんの他の本も読んでみたくなる、そんな気持ち。
子供が学校に行きたくない、そんな風に言った時に思い出したい言葉があった。
自分ももっといろんな経験をして、自分を知っていきたい。人に愛を与えられる人になりたいなあ。-
れいさん
はじめまして。
「人に愛をあたえられる人になりたいなあ~」…自分もそうなりたいので、共感しました。読んでみたいとおもいます(*^...れいさん
はじめまして。
「人に愛をあたえられる人になりたいなあ~」…自分もそうなりたいので、共感しました。読んでみたいとおもいます(*^^*)2023/02/12
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この本を読んで、大人になるとはどういうことなのか、考えてみた。「人に感謝できること」だと思う。それには思いやる「想像力」が必要だと思う。どんな人かと聞かれれば、「余裕のある人」だと思う。
著者の母親は体が弱く、精神的にも不安定であることがわかった。これを踏まえた上で、「キッチン」とか読んでみると、また新しい見方ができそうだ。