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- Amazon.co.jp ・本 (340ページ)
- / ISBN・EAN: 9784480814517
作品紹介・あらすじ
真情あふれる珠玉のしらべ。単行本未収録エッセイ集。
感想・レビュー・書評
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あまりにも切なくて・・・。
もしも、矢川さんが私の友人だったら抱きしめたかったです・・・。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
矢川澄子歿後に編まれた単行本未収録エッセイ集。一番印象に残ったのはタイトルになっている「いづくへか」と題された文章。「いづくへか帰る日近きここちしてこの世のもののなつかしきころ」この与謝野晶子の句を引き合いに出し、自著の『兎とよばれた女』について「作者のいいたかったことは、もしかしてこの<なつかしさ>の一語に尽きるのではなかろうか。」と言う。いやいや、『兎とよばれた女』はなつかしさどころか恐ろしいまでの「恨み節」を感じたのだけれど…。再読しよう。自らを少女と任じ、少女に関する文章も数多く収められている。
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