- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784480843241
作品紹介・あらすじ
人間は醜い。だから少し離れて繋がろう。大ベストセラー『完全自殺マニュアル』著者が、悲痛な体験から生きづらさの解決法=優しい人間関係の作り方を伝授する。
感想・レビュー・書評
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他人とは、程よく距離を置いた方が楽ですよってことが書かれた本。
交流にストレスを感じている人は、参考になるんじゃないかな。
隙間時間で読める内容だった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
気楽サードプレイス
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人間関係で疲れたなぁという時に、パラパラと気になったところを読むと、『まあ、いいか』と自分を離れた視点から見れて楽になれる。
10代のとても辛い時、心の拠り所になった『完全自殺マニュアル』の作者さんとの再会は、また時を経て、自分の心を楽にしてくれるものだった。 -
読んでいて、心がやわらかくほどけていく感じがした。何かに生涯を捧げなくてもよいのだ。人と比べて生きなくても。気持ちが楽になった。
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人によって向き、不向きがあるのかもしれませんが
私はこの本を読んでとてもほっとすることが出来ました。
人との関係はとても難しいけれど、何だが疲れたなと思ったそんな時にまた読み直したいです。 -
読んでいて、前半部分は特に嫌な気持ちになりました。マイナス思考すぎます。
もうこの人の本は読まないと思います。 -
共感できる部分もできない部分もあったけど、常識を疑ってみるきっかけになった。
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人生の悩みの大半は対人関係から発する。
家族、学校のクラスメイト、職場の同僚などと近づき過ぎない。適度に距離を保って付き合う。近づき過ぎると好意は増すが嫌悪も増す。そして基本的に人間とは嫌な生き物だ。群れて異物を排除しようとする。
周囲の顔色を窺って自分を偽らなくてもいい。
無理に周囲に合わせて本音と違う自分を演じればきっと病む。
自分は自分、他人は他人と割り切る。それで受け入れられなければ受け入れてくれる環境を探せばいい。
自分の居場所を家庭や学校や職場とは別に複数作る。そうすることで一箇所の人間関係に依存せずに済む。仮に家庭や学校や職場の居心地がよかったとしても、それ以外の場所でまた違う人たちと付き合うことは人生を豊かにする。その居場所は居心地悪くなったら出て行けるような関係の希薄な場所でいい。逃げられないから地獄になる。嫌になったらすぐ逃げられる環境ならば地獄になることはない。
人間は醜い。
人生は素晴らしくない。
著者はそう言い切る。
それでも、直接接する人には意地悪ではなく親切にした方がいい、という。人間は悪意には悪意を、好意には好意を返すものだから人間関係の軋轢を避ける意味で。そしてそうした打算を超えて、社会を今よりいい場所にするためにも。 -
個人的にはあまり入り込めなかった。
人間関係を多少は欲しい自分にはあまりあっていなかったかも。
途中までしか読めませんでした(つД`)ノ -
「完全自殺マニュアル」の鶴見さんの本、「0円で生きる」に続き、二冊目。
―そもそも、逃げられないからこそ地獄になるのだ。何かあったらすぐ離れてしまえる環境で、地獄なんてそう簡単に作れるものではない―
これは本当に真実で、学校とか会社とか、人が詰め込まれたところでは、いじめが発生しやすいんじゃないかな。
私が人より劣っているというのが真実でも、それで「いじめて良い」となる環境。
もう、人が詰め込まれたところには、極力行かないようにしたい…。
あきらめることの素晴らしさについて書いてあるのも良かった。世の中で「あきらめない」のが良いってされてるの、あれって、苦しみの根源だと思う。もっとあきらめたほうがいい。というよりは、あきらめるかあきらめないかを、自分で決めて良い。
あきらめないのが正しくて、あきらめるのは間違い、っていう定義をなくしてほしい。
「あきらめない」の代表例は、ストーカーですからね。
あきめたほうが良いよなぁ、やっぱり…。