二十一世紀の資本主義論

著者 :
  • 筑摩書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (310ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480863249

作品紹介・あらすじ

来るべき危機とは何か?世紀末をおそった金融危機はこれからもくりかえし起るであろう、だが真の危機はその先に、グローバル市場経済の基軸通貨ドルの危機として出現するであろう-問題の所在を鮮やかに論じる書き下し表題作を柱に、「西鶴の大晦日」「美しきヘレネーの話」「ボッグス氏の犯罪」など卓抜な論考・エッセイを収録。

感想・レビュー・書評

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  • 「ヴェニスの商人の資本論」「貨幣論」とセットで読むつもり。

  • 理論を越えるにはその理論が想定しきれなかったことを見だすことこの本の主題とは少し道にそれるがこの部分がすごくおもしろいとおもった。

  • 「マルジャーナの知恵」所収

  • 二十一世紀の資本主義というタイトルは冒頭の論文に集約される。


    いつか起こるとされるドル危機が現実味を帯てきている。


    世界中央銀行が設立され、世界通貨が発行されるときが来るならば、欧州の歴史が示す通り、




    人類が幾億かの屍を築いたあとだろう。



    死体の数だけ人は理解しあえる。



    もしくは、作った死体の山だけが、人に相互理解の必要性を認識させる。



    21世紀が誰も見たことのないほどの地獄にならなければ、その先にユートピアもない。

  • 31Dec2006AmazonUsed

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  • 分類=資本主義・お金。00年3月。

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著者プロフィール

国際基督教大学客員教授、東京財団上席研究員
東京大学卒業、マサチューセッツ工科大学経済学博士(Ph.d.)。イェール大学経済学部助教授、プリンストン大学客員準教授、ペンシルバニア大学客員教授、東京大学経済学部教授など歴任。2007年4月紫綬褒章を受章。

「2021年 『経済学の宇宙』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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