日々、きものに割烹着

著者 :
  • 筑摩書房
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本棚登録 : 91
感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (158ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480878144

作品紹介・あらすじ

頑張るきものじゃなくって、サザエさんのフネさんのような肩の力の抜けた着こなし。真っ白な割烹着。縞、下駄、銘仙、木綿にウール…。そんな姿を求める日々と、曾祖母以来受け継いだ、きものまわりあれこれ。

感想・レビュー・書評

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  • 表紙を飾るお二人の着物に割烹着の姿があまりにも美しく、いわゆるジャケ買いした一冊です。

    続きはこちら⇒http://wanowa.jugem.jp/?eid=170#sequel

  • 特別な装いとして、ではなく。
    日常の線の上で着物を着たい。
    その術を求めて、日々精進!

  • わかってて書いてる一般向けっぽくなさがよかった。

  • 面白かった。きものを着たい気持ちに拍車がかかった。
    よそいきではなく、日常のきもの。
    洗うたび体になじんでくる木綿のきもの。ウールや銘仙。

    着物風の装丁の幸田文、森田たまの本も今度読んでみよう。

  • ブックレビューで、文体を絶賛しているものを読んで、手にとってみました。
    新聞記者出身だけあって、いままで読んだきもの関連の本の中ではピカ一の文章力。
    ただし、内容は他の本とはちがい、コーディネートのことなどは書いてありません。
    著書自身、曾祖母、祖母から受け継いで30歳過ぎてきものに目覚めたこともあり、昭和からきものを着て愛してきた「リアルフネさん」やご自身のことを書いています。
    あー、この時代に生まれていたらなぁと思いました。

  • さっぱりとした文体の着道楽的エッセイ。「切り裂きジャッキー」の話は吹き出しそうになった。装丁とても綺麗で、写真の人々がとてもいい表情をしているのが印象的。

  • 読んでみたいけど、地元図書館に入っていないと言ったら、相方が読んで面白かったと旅行先に持って来てくれて読みました(笑)

    着物生活に入った著者が、フネさんのような日本のお母さん的な人たちを尋ねて歩いて、話を聞いた中で感じたことなどが書かれたエッセイ。
    「へーっ」って思うようなこととか、「なるほど」と思うようなこともいろいろありましたが、全編楽しく読めました(^_^)

  • 病院の診察室にあった雑誌のページ片隅にこの本の広告があって表紙を見て読んでみようと思いました。

    表紙のお一人が著者なのかと思っていたらそうではなく、お二人は日本橋で喫茶「えすぺろ」のお店しておられた看板美人姉妹さんだそうです。
    著者は曾祖母さんから脈々と流れる着道楽の血筋を損なうことなく受け継ぎ、着物の魅力・着物を素敵に着こなす人たちをこの本で紹介。
    私の亡くなった祖母も着物に割烹着を付けていた人でした。洗った手をたまたまに祖母の割烹着で拭いたことを思い出しました。

    本を読みながらも何度も表紙を眺めました。どんな写真より私にはインパクトがありなんだか多くのことを語りかけてきます。とても魅力的な表紙です(中にもカラー・白黒のいろいろな写真あり)。

  • 図書館で借りた本。

    最近、着物関連の書籍を本屋さんで見てまわっていると、新刊として紹介されていて、とても気になっていた本でした。

    「頑張るきものじゃなくって、サザエさんのフネさんのような肩の力の抜けた着こなし。真っ白な割烹着。縞、下駄、銘仙、木綿にウール...。そんな姿を求める日々と、曾祖母以来受け継いだ、きものまわりあれこれ。」

    と、著者が書いている通り、普段から着物を着ている人の
    フツウな感じのしっくり馴染んだ着物姿の写真がたくさんあって、
    全体的に愛とかピースな雰囲気が漂っていました。

    私もフツウに普段から着物きたいな!と、思いました。

  • 泣きたいくらいきものが着たくなった

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著者プロフィール

猪谷 千香(いがや・ちか):東京生まれ。明治大学大学院博士前期課程考古学専修修了。新聞記者、ニコニコ動画のニュース編集者を経て、2013年にはハフポスト日本版の創設に関わり、国内唯一のレポーターとして活動。2017年からは弁護士ドットコムニュース記者。『つながる図書館』(ちくま新書)、『その情報はどこから?』(ちくまプリマー新書)、『町の未来をこの手でつくる』(幻冬舎)、共著に『ナウシカの飛行具、作ってみた』(幻冬舎)がある。

「2023年 『小さなまちの奇跡の図書館』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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