- Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
- / ISBN・EAN: 9784480879165
作品紹介・あらすじ
季節の味わいを教える本、未知の料理への扉を開く本、言葉にぐっときた本……20年以上にわたり料理本作りに関わり続けてきた著者が、愛をこめて語りつくす。
感想・レビュー・書評
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料理が、というより、料理本が好きすぎる私。
小学生の頃から、図書館であれこれ借りては読んでいた。
少し前まで、料理本というのは料理のレシピだけではなく、その料理家の人生や考え方が垣間見られるエッセイとしても楽しめるものが多かったように思う。
また、日本では聞いたこともないような材料が出てくる外国の料理本も、子ども心に憧れだった。
著者は料理本の編集者なので自分の関わった本の紹介が多く、ちょっと手前味噌&偏っている感は否めない。
でもこの本に出てくる料理本や料理家の名前には懐かしいものも多数あり、思わず図書館で借りまくってしまった。
最近の料理ブロガーさんたちの実践的なレシピも、普段は大いに活用しているのだけれど、「読みもの」としての料理本は、夜寝る前や疲れたときなど、「料理をつくろう!」という気持ちではないときに寄り添ってくれる本でもある。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
もうレシピはいらない、とか、レシピなしで作れるようになりましょう、とは対極にある。
料理本がなくちゃ料理は作れないと説く本ではないけれど。
料理本編集者としてどんな本を作ってきたか、それ以外にご自身が影響を受けてきた本(料理のみならず、ライフスタイルや思想など幅広く)の紹介。
高山なおみさん、たなかれいこさんの本はわたしもよく参考にした。
辰巳浜子さん、石井好子さん本などなど、わたしも読んだ本もたくあんあった。
でも、レシピとしてわたしがお世話になってきた婦人之友社の本は一冊も見当たらず。
お菓子の本もかぶらなかったなぁ。
長尾智子さん、根本きこさん、ハギワラトシコさんの本などチェックしてみたい本も多々。
全体として楽しく読んだ。 -
編集者として数々の料理本に関わってきた著者が、自身の本棚にある料理本を紹介しつつそこから溢れる思い出を綴った本。
一つ一つの料理本はおもしろそうで読んでみたいという気持ちになるものもあるが、あまりに沢山の本を紹介しているためそれぞれの本の紹介文はおよそ見開き1ページ程度に留まり、それゆえブックレビューの総集編といった感じが否めず途中やや疲れてくる。やはり本はレビューではなく原本に触れるのが1番だ。 -
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