すごい会社のすごい考え方

著者 :
  • ユナイテッド・ブックス(阪急コミュニケーションズ)
3.20
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本棚登録 : 194
感想 : 31
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  • Amazon.co.jp ・本 (206ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784484103020

感想・レビュー・書評

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  • 久々にビジネス書を。
    すごい会社の考え方を個人にも応用しようという試みの本。
    参考になる部分は多いけど、著者のこれまでの主張と
    あまり変わらない。(でもいい本です。)

  • <u><b>所感</b></u>

    AppStoreのランキング上位に出てたので、85円だしという軽い気持ちで購入したが、これがとんでもないアタリだった!

    現在成功を収めている任天堂、グーグル、ディズニー、アップル、レゴ、スターバックス、サムスン、イケアが、どういった背景や思想、戦略などをもって現在の繁栄を得たかを客観的に描きつつ、そんな中で自分自身がどうあるべきか、といった自己啓発的な部分についても考察されている。

    上記の8つの企業は、それぞれ本当にまったく別々のアプローチを使って成長をしており、それはそれで興味はあるが、各社がいちばんに考えていることはやはりどうすればお客様、ユーザーにより良いサービスや体験を提供することができるか?につきます。それに不必要な慣習やルールは徹底的に排除し、自分がこうだ!と思うところはとことんまでやり抜く。日本の企業が上の8つのような世界的な大成功をおさめられない理由は、こういうどうでもいいことに金と時間を割くことがいつまでたっても止められないのが原因ではないか、と思いました。


    <u><b>文章表現/構成等について</b></u>

    各社のアプローチや思想を会社別に紹介しつつ、その核心にある考え方や個人へのフィードバックの仕方などについても提案されていて、過去に紹介したものとの比較などもあって大変読みやすいです。正直言ってあっという間に読み切れてしまう割には、なんだかすごく厚い本を読んだような満腹感を得ることができました。

    電子書籍で残すにはもったいない!価格がおちついた頃、物理本でぜひ購入したいところです。

    <u><b>概要/ピックアップ</b></u>

    ・私たちがやるべきは、会社のスタイルに合わせることでも、「こんなことやりたくない」と反発することでもない。このように、環境をどんどん自分のほうに近づけていくことではないでしょうか。

    ・心理学者の斎藤勇さんによると、「人の心理は、『合理的な言い訳』を作るように都合よく働く」とのこと。つまり、「なかなか思い切れないこと」に対して、「まだ準備不足だから」とか、「今はタイミングが悪い」とか、「けれどもこういう状況なんだから仕方ないじゃないか」という理由は、いくらでも心の中に浮かんでくるわけです。

    ・自分自身が成長するためには、会社のシステムがどうであろうと、時間的な限界がどれだけあろうと、上司が何を言おうと、いかに効率が悪かろうと、「やるべき」と思ったことは何としてもやらなければなりません。それができない限り、いつまで経っても先の段階へは進めないのです。

    ・最終的に会社を拡大していくのは、「惹かれた相手の思い」に「自分の思い」を乗せ、「より強い思い」で自分の仕事を突っ切ってしまう人たちなのです。



    2012.04開始〜2012.04読了

  • すごい本だった.でも,すごいで終わらないで,いかに自分の生き方に反映していくかが大切なんだね.ものすごく本質的なことを教わりました.

  • 考えること、行動すること、柔軟に変えること、あえて寄り道すること。。。タイトルからは想像していなかったが、思った以上に哲学的であった。

    すこしガッツがもらえた気がする。

    今以上にがんばって、自分なりの仕事のやり方を深め、高めていきたいと思う。

  • 有名な会社のスタイルの紹介。個別ではなく共感できたのは著者の、様々な「すごい!」を敏感に吸収していってほしい、との視点。

  • 色々な会社の事例を読めるのは面白かった。
    任天堂なんて子供の頃から知ってる会社だけど、その社風まではなかなか知らないものだし、会社見学してるみたいでよかった。
    というわけで後半のいわゆる自己啓発的なストーリーにはあまり興味はなく、特に著者の自己体験を肯定して書いているところはあまりに手前味噌に見えて辟易。
    アプリが安かったので大昔に買って、やっと読めました、と。

  • 任天堂
    アップル
    レゴ
    グーグル
    スターバックスコーヒー
    IKEA
    サムスン
    ディズニー

    「自分でやっている仕事」を付箋などに羅列して
    ①「喜んでやっていること」
    ②「出来ればやりたくないこと」に分ける

    次に
    ③「今後やってみたいこと」
    ④「なりたい姿」
    を書き出す

    ②は減らし①から③④へ向かうベクトルが見える。

  • 隣の芝生は青く見えますが、それは当然隣の人がきちんと手入れしているからであって、自分がその芝生を手に入れたとしても、同じようにきちんと手入れしなければ、枯れてしまう。そんな人にはなりたくない、読んで考えた。自分の会社、仕事を見ずに、他人の会社、仕事ばかり見てても無意味。

  • 上手くまとまっている。

    著者の意見をもう少し具体的にして欲しかった。

  • すごい会社のすごい考え方を紹介している作品。読者に向けては、すごい考え方を柔軟に吸収して、自分自身の日常に落としこんで欲しい…というのがメインメッセージ。時代や環境にとらわれず、すごい考え方は本質的で変わらないものであることを旬の会社を通じて、フラットに伝えてくれる。

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著者プロフィール

1968年東京都生まれ。早稲田大学第一文学部卒。大手出版社など数社を経て独立。会社経営のかたわら、作家、「できる人」研究家として活躍中。人材プロデューサーとして各分野の異才たちを発掘し、ネットワークを通じた”非組織プロジェクト”で多くのビジネスをしかけ、成功している。舞台裏での活動が主だが、プロデュース、ペンネームなどでビジネス、自己啓発に多数の著書を送り込んでいる。著書に『会社を踏み台にして昇る人 踏み台にされて終わる人』(コンシャスプレス)、『仕事を面白くしたいときに読む本』(PHP研究所)、『成功者に学ぶ時間術』(成美文庫)がある

「2006年 『大人のアタマで考えない』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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