なぜ、この国は儲からなくなったのか?

著者 :
  • ユナイテッド・ブックス(阪急コミュニケーションズ)
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感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (207ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784484103037

感想・レビュー・書評

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  • 日本の現状を憂う一冊に仕上がっています。
    海外にいる著者だからこその日本の良い面を語っていて、頑張りたくなります

  • 銀行員、ビジネスコンサルタントを生業とし、米国在住の著者が、現在の日本にいける課題とビジネスパーソンとしてどのように対応していくことが望ましいかを論じた内容となっている。
    著者は「国富」という言葉で表しているが、国として儲ける=外貨を獲得してくることが出来なければ、その国はジリ貧となっていくという著者の主張に全面的に同意する。
    昨今、日本では介護等で雇用を増やし成長させるという政治家が多いが、それでは日本国内にあるお金を回しているだけで回すたびにパイが小さくなっていきジリ貧となることは明確である。
    過去の日本は、自動車、電子機器などの輸出で外貨を獲得し、企業、個人から得た税収を公共工事、補助金などで富の再分配を行うことで発展してきた。そのモデルが完全に崩れた今、著者が言うように「国富」を第一と考えなければ経済的な発展は厳しいと考える。

    本書ではより経営層に近い読者をターゲットとしており、社員全員がこういった意識を持つことは不可能と思われる。
    会社の運営としては、こういった内容を意識しない人が意識しなくても結果が出せるようにするための具体的ヒントがあれば尚良かったと思う。
    幸せや残業、日本の生きる道など、著者と意見が異なる部分も多いが、著者としては一貫性のある内容となっているので好感が持てる。
    なぜこの国はのタイトルをなぜうちの会社はと置き換えると、より危機感も増すと思われる。一読の価値のある本だと思う。

  • ・7/? 読了.どうも本の題名の理由よりも別な指摘が書かれていて、実際になぜ儲からなくなったのかがよくわからなかった.

  • 世界に眼を向けて、儲かる市場にアプローチしなさい!とのお話し。事業にもよるが、思考がドメスティックになりすぎている気もする。考えさせられる一冊。

  • 大前氏の著書のように、このままではダメだと気持ちを引き締められる。
    ビジョンを掲げることの大切さ、社員一人一人の幸せを考えているか、美辞麗句に本質を濁していないか、など。

  • 読む前は経済学の本かと思った。
    しかし、内容はアメリカ在住の日本人から見た現在の日本についての
    感想が書かれている。
    日本に住んでいないからそこ、わかることが書かれており面白かった。

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著者プロフィール

1965年生まれ。慶應義塾大学経済学部、米国ウォーデン大学院修士(MBA)卒業。銀行勤務などを経てラスベガスで対米進出コンサルタント会社「ネバダ・ジャパン・コンファレンス」を起業。米国ネバダ州在住。著書は、『プロの残業術。』『TIME×YEN時間術』(いずれも草思社)、『部下は育てるな! 取り替えろ!!』(光文社)、『プロの交渉術。』『辞表を出して次へ行け!』(いずれも大和書房)など多数。

「2013年 『文庫 プロの残業術』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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