「評判」はマネジメントせよ 企業の浮沈を左右するレピュテーション戦略
- CCCメディアハウス (2011年12月16日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (408ページ)
- / ISBN・EAN: 9784484111193
作品紹介・あらすじ
ほとんど毎日のように、自社の評判をめぐる戦いに直面する企業が続出している。その戦いに敗れれば、重大な代償を支払わされるおそれがある。この10年来、企業がさらされるようになった厳しい監視という「ニューノーマル」。会社の評判が本当に貴重な資産であるのなら、なぜそれを、予算に恵まれず経営判断に対する影響力ももたない広報部に一任するのか。安全性で批判を浴びたが見事に挽回したメルセデス、災害を機に普段の悪評を払拭したウォルマート。賢明な戦略と持続的なアプローチがあれば、危機に対処し、評判を立て直すことは可能だ。
感想・レビュー・書評
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The Reputation Rules. strategies for building your companies most valuable asset! The reputation for the company like the health for the people. pretty good. 『きかんしゃトーマス:Thomas the Tank Engine & Friends』made by RC2 Co. of TAKARATOMY group now. using trust radar of the stories have been smash hits. 3rd. part and 4th. part are very interested in it.
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評判と人事の重要性について。
はじめに 「評判」という”第二の”経営課題
序 章 三つの謝った思い込み
第1章 「きかんしゃトーマス」のリコール
第2章 横転したメルセデス「Aクラス」
第3章 シェルVSグリーンピース
第4章 CEOの一四〇〇ドルのゴミ箱
第5章 ウォルマートの災害救援活動
第6章 遺伝子組み換えの不安の壁
第7章 プルデンシャル、末期患者から買い取る
第8章 AIMチームを結成せよ
第9章 転落前のアーサー・アンダーセン
終 章 SWATは銃口を向けた -
2011年3月の東日本大震災で、評判を落とした人は数知れない。電力会社、政府、政党、そのほかいろいろ。ほとんどのケースでは、何か起こった後の対応がまずくて評判を落としている。この本では、この対応をきちんとすることを評判のマネジメントと言っており、透明性、専門性、コミットメント、共感という観点でマネジメントすることができれば、大きな事故にあっても評判を落とさずに信頼を得られるようになることを述べている。
大震災の後で、評判を落とした人がどういうことをしていたかを見ていると、良く理解できる本である。 -
■危機
1.人は危機をネガティブなものとして捉えるが、実は、危機は同時にチャンスをもたらす。つまり、その危機に適切に対処すれば、逆に、自社の評判を高めることできるのである。 -
reputation management、この言葉は馴染みの無いものだが、東日本大震災により東電が被った評判ダメージを想像すれば、その恐ろしさがわかる。様々な実例と共に日頃あまり気にしない評判管理の重要性、企業が陥った失敗例、対策方法等が解説された良書、超絶お勧め。
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レピュテーション・マネジメントの本。
企業や経営者は自分たちが思うほど信頼されていない。小さな問題の軽くみると、不誠実な態度を厳しく批判を浴びる。
一方、窮地を乗り切って信頼を回復した例もある。問題を起こして危機に陥ったときは、社会の関心が集まるときであり、チャンスでもある。逆に好印象を与えることも可能であるためだ。
背景には、①メディアのカバー範囲、到達範囲が劇的に拡大したことでメディア監視が強化されたこと、②グローバル化/フラット化により、企業と同様に社会活動も広がりをみせていること、③ビジネスの道徳的側面に対して問題意識の高い世代が存在感を高めていること、④信頼に立脚するビジネスモデルの台頭が見られること、があげられる。
一方で、評判管理に対する認識の誤りとして、①よい評判は良好な商習慣の実践により自ずと生まれる(より能動的な管理をしているかどうかが鍵を握るのに・・)、②問題が生じた場合に対応するのは、一部の社内外の専門家/組織である(経営トップ自らが負うべきものなのに・・)、③評判の管理に必要なのは、おおよそ常識と正しい行為をする意思である(評判管理は単に直接的な顧客やパートナーなどによって形成されるだけでなく、外部の諸方面から影響をうけるので、戦略性、柔軟性の問われるなかなか困難な仕事なのに・・)も存在する。
賢明な戦略と持続的アプローチがあれば、危機に対処し、評判を立て直すことは可能。。