ワーク・コントロール 仕事に振りまわされないための[スマートマネジメント]
- CCCメディアハウス (2015年10月22日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784484152226
作品紹介・あらすじ
あなたの職場はなぜ、ストレスがたまる一方なのか?ミスや残業が多いのか?いつも仕事に振りまわされているのか?一人ひとりが「仕事」に対して主導権を取り戻し、自分のペースでワーク・コントロールができれば個人も組織も驚くほど変わります。誰にも(社長にも新入社員にも)どんな仕事にも(企画書作成にもコピー取りにも)あてはまる、スマートな仕事術+管理術。
感想・レビュー・書評
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仕事を理論化、フレーム化しようとしているが決して「科学」している本ではない。このため押し付けがましい論調が続き心に響かなく残念である。折角チェックリストやアセスメントツールを作って実践していらっしゃるようだから、そのデータや分析を示し根拠とともに理論を展開されてはどうか。そうなれば「科学」である。
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仕事の取り掛かり方や、仕事に対する考え方が述べられている一冊
残念ながらこの本を読んだ後に、明日から早速実践しようとは思えませんでした。
理由は二つあります。
1.根拠が不足している
なんとなく一般的に言われていそうなこと(例えば、一日のスケジュールに大事な仕事を書き出すこと等)について書いてありますが、それをする前後でどのくらいの効果が出たのか分かりません。
大事だということは書かれておりますので、実際にやってみた人は実感できるものなのかも知れません。
2.取り組むまでに考えることが多すぎる
仕事は主に4つの業務に別れていて、一日のスケジュールを決めるまでは4段階あって、6つの分類によって仕事を捕捉できます。
正直こんなに覚えきれないし、仕事中に意識もできない。
もう少し焦点や順位をつけた内容の方が分かりやすいと思いました。
唯一なるほどと思ったことがあります。
定時になったら中途半端でも仕事を切り上げて、翌日に続きからやるのです。
昨日の続きからであれば、朝なにから手をつければ良いのかといった迷いの時間がなくなるからです。
ただし、こちらの内容は著者も他者から聞いてなるほどと思ったことだと書いてありました…
根拠はなくとも、具体的な数値で示されている部分はあるので、分かりやすさもありました。
他の本と読み比べのためには利用できるという評価です。 -
仕事に振り回されないポイントは、次のとおり。
・ピラミッド型組織は業務処理に、フラット型組織な情報処理にそれぞれ適しており、それぞれの特長を活かすべき。(別の本ではハイブリッド型組織を推奨するものがある。)
・ホワイトカラーの仕事の6割がコミュニケーション絡みの不確実な仕事(情報処理)なので、情報共有が重要。メールの同報発信が有効。
・コミュニケーション絡みの仕事は自分でコントロールし辛く、その環境下で各人が成果を挙げるには、個人の仕事を集団の仕事に優先させるのが重要。また、個人の仕事の効率向上が重要。
・仕事を任せるには4週間程度の先の仕事が見えていないといけない。