APPLE Learning to Design, Designing to Learn りんご 学び方のデザイン デザインの学び方
- CCCメディアハウス (2017年12月13日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (220ページ)
- / ISBN・EAN: 9784484172347
作品紹介・あらすじ
国内外で高い評価を受け、2016年度亀倉雄策賞を受賞したデザイナーが展開する、りんごを題材にさまざまなデザイン思考を学ぶ大阪芸大の超人気講義の書籍化。
「アップル」は計15回のワークショップ形式の授業で構成され、一連の授業の内容は、最終的に学生各自が1冊のファイルにすることで完結する。リンゴを題材にさまざまな「気づき」を体験していく過程は、デザインを勉強する学生のみならず、「デザイン思考」への関心が高いビジネスパーソンも必読。
海外での評価も高く、すでにスイスの出版社で書籍化され(英語版)、2016年度に著者が亀倉雄策賞を受ける大きな理由にもなった。2017年10月、中国語版刊行ととに上海にてAPPLE+展を開催。
感想・レビュー・書評
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読んでいて自分が授業に参加したくなった。自分が研究者で授業できるとしたら、人類学でこれをやりたい。授業のセレンディピティは実際には経験できてないので、マイナス1。
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頭をほぐして、気づく力を磨いて、自分はまだ何も知らないということを知るにはどうすればいいか、というところを体系立てて学ぶためのメソッドが詰め込まれている。学生時代にこういう授業を受けたかったなと思ったし、なんなら今受けたい。大人になるにつれて頭が固くなっていく気がするのがもったいなくて焦る。もっとこう、セレンディピティみたいなものを研ぎ澄ませたいなあ。
【読んだ目的・理由】仕事で
【入手経路】買った
【詳細評価】☆3.4
【一番好きな表現】
初めは散らかっている方がいい。そこに借脳が加わることでさらに見知らぬ言葉が散らかり、気づかなかったコンテンツが浮かび上がってくるのだ。これにより、取材をして気づきを得るような編集の入口を見つけることができる。いきなり整理をし始めると自分の経験やありきたりのコンテンツしか見つからず、発想の幅が広がらないのだ。(本文から引用) -
大阪芸大で行われている一年生向けの事業の記録。
りんごをモチーフに様々な角度からデザインへのアプローチを体験できるようになっている、素晴らしい授業だ。