- Amazon.co.jp ・本 (160ページ)
- / ISBN・EAN: 9784484182285
作品紹介・あらすじ
ミケランジェロは『デルフォイの巫女』の口もとにあえて1本多く歯を描いた。
北斎は子どもの頭蓋骨をモデルに大人の幽霊『百物語 こはだ小平』を描いた。
レンブラント、ロダン、フェルメール、モディリアーニ、フリーダ・カーロなど、絵画・彫刻29作品の肉体に込められた謎を解く。
感想・レビュー・書評
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美術史、解剖学だけでなく、世界史、ギリシャ神話なのについても学ぶことが出来た。
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医学、美術、どちらの勉強になった。
作者の原島さんのセミナー聞きたいなあ。 -
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読了:2019/5/6
筋の名前、骨の名前、脳の各部の名前…あとがきにある「解剖学は覚える事柄が多くてなかなか頭に入らない」とは本当にその通りだなぁと思った。
解剖学的な説明に文字数を使うためか、各作品の描かれた背景とか解剖学を知ることで味わえる画家の隠れたこだわりとかにはあまり深入りしていないように感じた。画の方が好きな自分はそこが読みたかったけれど、この本の書かれた目的としては解剖学の方がメインなのだろう。
p. 64 ミケランジェロのアダムの左手は、「安静肢位」といい麻酔下で手の筋の緊張がなくなったときの指の位置と同じであり、ミケランジェロが的確に命のない手を描写していたことがうかがえる。 -
人体の構造を鑑みて、その作品を見てみるというのはおもしろかった。けれど、解説が専門用語の羅列でなかなか理解が難しい。「へーそうなんだー」くらいに終わってしまいそうで残念。