親愛なる遥いあなたへ―尾崎豊と分けあった日々

著者 :
  • 東京書籍
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感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (242ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784487754083

作品紹介・あらすじ

同じ夢を見て、同じ朝に目ざめた、彼と分けあった日々。1992年、4月25日。あの永遠の別れから6年。これまで心の内にすべてを秘めていた夫人・尾崎繁美が、初めて綴る、二人の出会い、暮らし、そして別れ。その純粋さ故の激しい情熱、ぎりぎりの状況のなかで、極限にまで純化され、確かめられた、二人の絆。遙か彼方の夫に捧げる、感動の1冊。

感想・レビュー・書評

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  • 最近尾崎豊の曲を聞いたりなんかして急に興味を持ったので読んでみた。天才って本当に紙一重と思った。曲は本当にいいよね。奥さんになるのは大変。

  • 伝説と称され後世に絶大なる影響を与えた尾崎。本書ではアーチスト尾崎豊としてではなく、一人の男としての彼を垣間見れた。

    愛を求めた、求め続けた尾崎。愛に生きたのか

  • 本書は尾崎豊さんの奥様である繁美さんが書いた手記です。彼の一粒種である祐哉君が現在活躍されているそうで、時の流れを感じます。 確かこれを読んだのは中学生から高校に入る間のころのことだったと思います。正確には、高校一年生のころ。妻である尾崎繁美さんについては現在でも賛否両論があって、僕はそれをどうこう言うつもりはないのですが、やっぱり彼女は『カリスマ』といわれた歌手の最も近いところにいたわけで、その生活はいま思い返しても壮絶ですね。

    僕が最も印象に残っている箇所は尾崎豊が茂美さんとの口論の末に、なんと繁美さんの目の前で自分の手首を切ったところで、彼の中にあるそこの知れない狂気に今思い返しても背筋が寒くなるような思いがいたしました。彼が亡くなったあとにいろいろあって、現在では和解されているそうですが、裁判沙汰にまでなってそれで彼女はNYに言ってしまうのですが、そこのくだりも読んでいてとても切なかったことを覚えています。

    現在は再版はされていないようなので、読みたい場合はネットで手に入れるか、図書館で借りて読んでください。でも、熱烈なファン以外はあんまり読んでも楽しくないかもしれません。

  • 私の中のカリスマ尾崎豊の愛妻繁美さんの本です。
    二人の生活を読んでいると意外な尾崎の一面も
    繁美さんは
    きちんと受け止めてきたような
    それがものすごく
    すごい。
    とにかく読んでほしい。
    私もこの本を手にしてから尾崎の本といっても
    年月を経る度得る印象がどんどん変わってきている。
    それが興味深くて
    つい読んでしまう。それは私の心のお守りのような
    歌を作ってきた
    尾崎さんだからこういう一面もあって、と。最初は奥さんが
    うらやましいな、って思っていたのだけれど。

  • 繁美さんよく耐えていたのだなと思う。しかし、今どうなってんだ?未だに夫に依存してるのか。

  • 尾崎豊さんが亡くなったのは何故なのか急に気になり、本をたくさん図書館で借りた。この本は妻の繁実さんが書いたもので出会いから別れまで詳しく書かれていて読み応えがあった。DVや浮気、覚せい剤、信じられないドラマの世界のような過去をいろいろ知ることとなった。それでもやっぱり私の中で尾崎豊はカリスマ的な伝説の人であり続ける気がした。

  • 今度は、「アッコちゃんの時代」の主人公の親友である尾崎豊夫人の著書「親愛なる遥いあなたへ」が届く。早速、夕飯のおでんを温めてビールを用意して読書開始。あー、2日も(本当に珍しい!)禁酒したのに今日は、我慢できなかった。せっかく超音波だのエアーブーツだの投資しても意味ないよー。
     尾崎豊が亡くなったときって高校の時だったけど、その死が伝説的になって急にファンになる女の子が増えたなあ。天邪鬼だったアタクシは、あえて尾崎のドキュメンタリー番組とか音楽を聴くことを避けていたと思う。「アッコちゃんの時代」を読んでいきなり7年前刊行の古い本を探すなんて不思議な縁だよ、まったく。。。
     この本を読んで屈折した愛の怖さを改めて感じたよ。豊が仕事に行く時は、繁美に大学ノートにずっと「愛してる」って書き取りさせたり、鏡を十秒以上見るのを禁止されたりと冬彦さんの原作かい?と思ってしまったよ。薬物、斎藤由紀との不倫問題、暴力、離婚裁判、そして豊の死といろいろと経験して今、ちゃんと生きている繁美さんを尊敬するよ。

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