自閉症スペクトル―親と専門家のためのガイドブック

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  • Amazon.co.jp ・本 (342ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784487761685

作品紹介・あらすじ

著者はいつもその時代の、それまでに明らかになった確かな研究や臨床の成果を広く偏りなく基本にすえて、自閉症の人たちとどのように向き合い、どのように療育や支援をしていけばよいか、本当によく吟味されたうえで、決して誇張することなく、実に謙虚に紹介、解説、提言してきました。そしてついに、本書にまで到達したのです。障害を最小限にして、潜在的な能力やスキルを最大限に発揮できるように、療育環境や日課のプログラムを作る…。それは彼女が自閉症に関して世界有数の優れた研究者であり、豊富な臨床の経験者であるうえに、自らが成人した自閉症の娘をもつ母親でもあることによって、初めて可能になった作業だったのです。

感想・レビュー・書評

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  • 1998年刊行。著者は精神科医(英国)、かつ息女が本疾患に罹患している人物。

     今まで読んだ自閉性スペクトラム症候群の全体像をテーマにし、網羅的かつ的確な叙述がなされているものは多くはない(トニー・アトウッド著「ガイドブックアスペルガー症候群」もいい本だが、アスペルガー症候群・高機能自閉症にフォーカスされた書なので)。
     専門家以外で、当該テーマに関心のある人の必読といって過言ではなかろう。

  • 自閉症についてすごく分かりやすいし、よく当てはまる例も挙げられていて、入門書って感じ。少し古い物だけど、それを感じさせないぐらいピッタリ!さすがウィングさん

  • 自閉症について学ぶのであれば先ず本書をおすすめする。自閉症に関する理論は明快。実の娘が自閉症児であることも関係しているのか、著者の温かみが感じられた。そして、自閉症がどのような障害であるのか、映像が目に浮かぶようであった。

  • この本は援助者、親の両方に参考になる本である。自閉症を理解することは決して難解なことではないということを実践的に示してくれている。

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