シルクロード入門

• 東京書籍 (2005年7月1日発売)

感想・レビュー・書評

[komodaさんの感想 · 2016年1月31日]

An Introduction to the Silk Road -
http://www.tokyo-shoseki.co.jp/books/80058/

[かたくりさんの感想 · 2015年12月23日]

ロブ・ノール紛争（P102～）が面白い。
ロシアのプルジョワスフキーとドイツのリヒトホーヘンの学術論争が弟子に引き継がれ、氷解した。この時、あり得ないが、両名とも生きていれば…!!と悔し悲しい気持ちに襲われた。

また第12回国際東洋学会前後の各国の政治関係を知りたいと思った。この微妙な政治関係も調査にも色々な影響があったと思われる。多くの伝記が生まれそうだ！他の書物と共に、勉強したい。

なぜか知っていたウルムチが、２50年と歴史の浅い町だと知り少し驚いた。もっと前から存在していた町だと思っていたから。

3-4ページのシルクロード地図に、地図番号（？A1、D1とか判断できるやつ）がほしかった。借りている本なので、役立つとはいえ書き込みはできない。地図を指でなぞりながら、歴史の順番を考えながら、勉強になりました。

タイトル通り、確かに入門だと思う。ものすごく奥が深い、というより底がない世界だと感じました。