- Amazon.co.jp ・本 (111ページ)
- / ISBN・EAN: 9784487805860
作品紹介・あらすじ
横濱カレーミュージアムの初代名誉館長とスパイス使いの達人の最強タッグが贈る厳選、インドカレー30種&サイドメニューのレシピ集。
感想・レビュー・書評
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<閲覧スタッフより>
スパイスの基本的な使い方やメニューごとに使うスパイスが写真で分かりやすく載っている。一口にインドカレーといっても東西南北と味が異なるが、インド料理の基礎としてスパイスの使い方が詳しく書かれている。また、おいしいインドカレーを作るうえで欠かせない玉ねぎの炒め具合やガラムマサラ(スパイスミックス)を自分で配合して作ることからもこだわっている。
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所在記号:596.22||オノ
資料番号:20098699
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趣味でカレーの研究をしています。
今まで幾つかレシピ本を開いてみましたが、本書を開き、「カレーとスパイスの歴史を学んだ上で書かれたレシピ本にようやく会えた」という感じがしました。
他のレシピは創作料理や市販のカレールーをアレンジしたようなものばかりなのですが、本書はガラムマサラやカレーパウダーをホールスパイスからクロックでパウダーにし、混合することを前提としています。
これまではクックパッドなどの信頼性の低い情報を元にカレーを作っていたのですが、ローガンジョシュやビンダルーといった定番のレシピは本書で網羅されており、レシピの研究をすすめる上で、大変役に立ちました。
各料理に関する知識(歴史、風土、宗教などとの関連など)も併せて記載されていて、興味深い一冊です。
ただし、上級者向けです。
レシピ通りに作ればできると思いますが、材料や調理器具を揃えるのに頓挫しそうです(お金がかかるし、作ったり揃えたりするエネルギーや時間の余裕が必要)。
ある程度、家にスパイスが常備されている人が着手するには、絶好のレシピ本と思います。