全国温泉大全: 湯めぐりをもっと楽しむ極意

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  • 東京書籍
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  • Amazon.co.jp ・本 (656ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784487812271

作品紹介・あらすじ

「ただ浸かるだけではもったいない」
温泉を楽しむとはどういうことか、温泉研究の第一人者が語る、温泉をまるごと楽しむ方法。

感想・レビュー・書評

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  • 城崎温泉行く前に慌ててパラパラ読み。この本と、温泉手帳と言う本を読めば、ある程度温泉のことがわかるらしい。また時間があるときにゆっくり読みたいなぁとも思う。

    ツアーは、旅を計画し、いろいろ下調べをしたり、情報収集する過程の楽しみをお金付で旅行会社にプレゼントしている。旅の前段階の楽しみははしょって丸投げしている。もったいないに尽きる。丸投げした部分こそが、旅行の結構の部分を閉める楽しみであったはず。
    旅そのものも楽しいが、その準備の過程が同じくらい楽しいから。

    「泊まりたい」「交通費と時間をかけてでも、この宿の湯に浸かりたい、食を楽しみたい」と思う。温泉探し、宿探しは自分でそれなりの時間をかけてその過程を楽しみながら選びたいもの。日本人にとって温泉とは、そのような非日常のハレのパワーなのですから。本来価格の比較から選ぶ場ではない。

    宿屋、お風呂、お湯、グルメ、観光名所で、お土産等の印象をまとめたり、イラストや、写真、地図等をつけたあなただけの「温泉の記録」や「旅の手帖」ができると楽しい。訪ね歩いた温泉の記録は、後の思い出になる。

    温泉旅行の楽しみは、温泉と湯町の風情や、旅館の雰囲気、風呂場や露天風呂からの眺めなどもあるが、大方の旅行者にとっては食事が大きい。実際湯町やその周辺を散策したり、極上の湯につかって1日の疲れを癒したりした後は、温泉旅館の食事が最大のイベントになる。いい湯に浸かった後は、心身ともに健康的な状態になっていることもあって、私たちの味覚は料理の味に素直に反応する。

    1泊2食50,000円だから、自己満足の結果、良い宿なのではなく、18,000円でも満足度が高ければ後者を高く評価すべき。今の時代に大切な事は、五感を磨くために、自分の頭が硬くならないために、様々な料金の良質の宿に泊まってみることではないでしょうか。

    日本人にとって、温泉は、心身再生の場

    「自分だけこんな良い思いをして、バチが当たるわ」と言うような、留守の家族への思いやりがお土産となるのでしょう。

    道後温泉「坊ちゃん団子」
    坊ちゃんと言えば夏目漱石の名作坊ちゃんですね。愛媛県松山市の代表的な銘菓「坊ちゃん団子」は、抹茶、卵、小豆の3色団子を串で刺したものが一般的。小説には「大変うまいと云う評判だから、温泉へ行った帰りがけに一寸食ってみた」とある。

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  • 大全だけあってもってく気にはなれないけど。、網羅性はなかなかのもの。

  • 読みやすい

  • 一章 お湯を楽しむ
    二章 準備を楽しむ
    三章 宿を楽しむ
    四章 建築を楽しむ
    五章 作法を楽しむ
    六章 効能と泉質を楽しむ
    七章 入浴法を楽しむ
    八章 飲泉を楽しむ
    九章 源泉を楽しむ
    十章 食事を楽しむ
    十一章 旬を楽しむ
    十二章 温泉場を楽しむ
    十三章 買い物と土産を楽しむ
    温泉施設の索引

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著者プロフィール

文学博士・医学博士。札幌国際大学観光学部教授(温泉学、観光学)、モンゴル国立医科大学伝統医学部教授(温泉健康医学)。旅行作家、崇城大学客員教授(温泉学)。
1949年北海道洞爺湖町洞爺湖温泉生まれ。東京外国語大学大学院(修士課程)、モンゴル国立医科大学大学院(博士課程)で、第三世界の文学、モンゴル学、温泉医学等を学ぶ。日本で初めて温泉を学問としてとらえ「温泉学」という分野を切り開いた温泉教授の異名で知られる温泉学の第一人者で、温泉文化論、温泉観光学から温泉医学まで活動範囲は多岐にわたる。現在、国際的な温泉学者として活動する一方、国内では精力的に全国各地の温泉地再生の指導を行っている。
「温泉は生きている」という概念のもと、「源泉かけ流し」という言葉を造り啓蒙・普及、及び理論の構築に努め、全国各地の「源泉かけ流し宣言」を主唱。現在まで入湯した温泉は4600湯を超える。
著書に「温泉教授の温泉ゼミナール」「これは、温泉ではない」「温泉教授の日本百名湯」(以上、光文社新書)、「江戸の温泉学」「温泉旅館格付けガイド」(以上、新潮社)、「温泉教授・松田忠徳の古湯を歩く」「温泉維新」(以上、日本経済新聞出版社)、「温泉力」(ちくま文庫)、「美人力を上げる温泉術」(講談社+α文庫)、「新・日本百名湯」(日経ビジネス文庫)、「松田教授の温泉道」(中西出版)、「一度は泊まってみたい癒しの温泉宿」「温泉に入ると病気にならない」以上、PHP新書)など、130冊以上あり、温泉関係の著書はアジア諸国で翻訳出版されている。
他に、DVD「温泉教授・松田忠徳の日本百名湯」全10巻(日本経済新聞出版社)、ニンテンドーDSソフト「全国どこでも温泉手帳」(マーベラスエンターテイメント)もある。

「2011年 『北海道の観光を変える!』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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