本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
- Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
- / ISBN・EAN: 9784488011321
作品紹介・あらすじ
48年前に事故で亡くなった夫に再び会うため、海に潜った老婦人が見たものは(表題作)。「語り部」と呼ばれながら物語を語れなくなった男が、ある男女を物語ツアーに案内したことで生まれる変化(「語り部の物語」)。そのほか巨人、精霊、願い事の樹、魔犬など、コーンウォールの多彩な伝承をモチーフに、現代に暮らす年齢も境遇もさまざまな人々が、現実と幻想のはざまで体験する特別な瞬間を鮮やかにとらえた12の物語。
感想・レビュー・書評
-
詳細をみるコメント0件をすべて表示
-
寂しくて悲しくて美しいお話の数々。
静寂と単色に包まれる。
ただ、私にはとても読みづらく、なかなか読み進めることができなかった。
こういう世界が好きな人もたくさんいらっしゃると思うので、届くべき人に届くといいな、と思う。
相性だと思う。 -
コーンウォール地方の伝説や伝承をもとにした短篇集。どこにでもありそうな人生の1ページに、幻想的なものが絡みあう摩訶不思議な世界に引き込まれる。表題作と「緑のこびと」「巨人の墓場」「ミセス・ティボリ」は特に印象深い作品だった。ただ、いまいち情景をイメージできない話も多く、そうした話はあまりのめりこめなかったな。
全4件中 1 - 4件を表示