- Amazon.co.jp ・本 (270ページ)
- / ISBN・EAN: 9784488013462
作品紹介・あらすじ
町で最後の子どもトッドが出会ったのは、ひとりの少女だった。初めて見る女の子。ノイズを持たず心が読めないその存在に、とまどい苛立つトッド。女はすべてノイズの病気で死んでしまったはず。彼女は何者なのか?理由も知らされずいきなり家を追い出され、町じゅうの男たちから追われる身となったトッドは、黙したままの少女を連れ、ひたすら逃げる。自分たちがなぜ追われるのかもわからぬままに。そしてトッドの前には想像もしなかった新しい世界が…。ガーディアン賞、ジェイムズ・ティプトリー・ジュニア賞、ブックトラスト・ティーンエイジ賞受賞作。
感想・レビュー・書評
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“混沌”の時代を戦いぬくために、今こそ読むべき傑作ヤングアダルトーーカーネギー賞受賞『混沌の叫び』三部作 | 本がすき。
https://honsuki.jp/review/10446.html
心のナイフ〈下〉 混沌の叫び1 - パトリック・ネス/金原瑞人/樋渡正人 訳|東京創元社
http://www.tsogen.co.jp/sp/isbn/9784488013462詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
この巻も一気読みした。
あ、三部作だから続くのね…
どうなるかな…
けど、死んだように見えて実は生きてる人何人がいるとか…
この先も読んでみようか -
「人はみんなどこか穢れているんだと思う。きっとぼくたちも同じだ。だから、そんなことをくよくよ悩んじゃいけない」
「大事なのは、そこから立ちなおることだと思う」 -
町で最後の子どもトッドが出会ったのは、ひとりの少女だった。初めて見る女の子。ノイズを持たず心が読めないその存在に、とまどい苛立つトッド。女はすべてノイズの病気で死んでしまったはず。彼女は何者なのか?理由も知らされずいきなり家を追い出され、町じゅうの男たちから追われる身となったトッドは、黙したままの少女を連れ、ひたすら逃げる。自分たちがなぜ追われるのかもわからぬままに。そしてトッドの前には想像もしなかった新しい世界が…。ガーディアン賞、ジェイムズ・ティプトリー・ジュニア賞、ブックトラスト・ティーンエイジ賞受賞作。
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人類が入植した星。未知のウイルスによって男は頭の中の「ノイズ」がダダ漏れになってしまった世界。女は死に絶え村はここしか残ってないと聞かされて育った少年がある日あるものを見つけて...というところから物語が始まる。
早く先が知りたくて、どんどん読み進めてしまった。これで三部作の一作目。続き気になる。最後はめでたしめでたしになるのかな??心配だな〜
男と女、民族、共同体、戦争、暴力、テクノロジー、現代社会も直面しているいろいろな問題のメタファーがあちこちに散りばめられていて、そういう意味でも面白かった。
ともかく早く続き読みたい。
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三部作の第1部読了。
うーん、正直かなり微妙。アイディアは面白いと思ったんだけど、あまりにも、あまりにも救いがなさすぎる。主人公が意味なく異星人を殺したこと、育ての親ベンとの再会と再びの別離、アーロンを殺せなかったこと。納得のいかなさというか、カタルシスのなさが顕著で。
3部作の1部とはいえ、やはりそこには物語の起伏があって、一応の中間的解決なりカタルシスなりが必要な気がする。息をつく間もない(走り続けの主人公にとっては文字通りそう)困難につぐ困難の挙句、儚い希望しかないとは。
それと、これは大人用なのかな? 子供用だとすると、描写がきつい。悪役アーロンなんか、キングばりにこれでもかというほどのグロテスクさなので、子供にはどうなんだろうと思う。 第2部に一応期待しておくけど。 -
……いや、最初からわかってました。どうせそんなことになるんだろうとは思ってた。犬が同行する旅なんてこうなるに決まってるんだ。くそっ。マンチー……。
ベンは本当に…うう、トッドのために…。
『われらのひとりが穢れれば、全員が穢れる』というのは…戒めというよりは呪いだったのか…。
まだシリーズの第一部でしかないということはわかっていたけど…心安らぐ場所はないのか。安全地帯が欲しい………。
とりあえず早く続きを読まねば。 -
YA!読後感苦しい。
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2014.01.28