一兆年の宴

  • 東京創元社
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感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (364ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488015121
#SF

作品紹介・あらすじ

SF界の世界的重鎮が"最初の、そして最良のSF史"と絶賛された前作『十億年の宴』以後の英米SF界の動向を、綿密な作家論をまじえつつ、ジャーナリスティックに概括する、待望の長編評論。ヒューゴー賞ノンフィクション部門受賞。

感想・レビュー・書評

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  • 巨匠の作品や超人気作品だろうと関係無く容赦せずにズバッと評論しているこの本は、例え自分の意見と違っていても、読んでいて気持ち良い。最新の改訂版または同等以上の評論本を読みたくなりました。
    ただ、私自身はこの本で取り上げられたSF小説の多くが未読であるため、この本の評論内容については余り賛成も反対も出来なかった。今後、ここに取り上げられたSF小説を読んだ上で再読したときに、どのような感想をえられるのか楽しみである。
    また、筆者のように広く深い知識を持った方が高い評価をした作家の作品が、自分の好みにマッチするわけではないということも実感しました。例えば、「ロジャー・ゼラズニイ」はこの本では、スタイルだけという感じで酷評されていますが、私は好きな作家です。このように好きな作家の作品が酷評されることもありますが、筆者達がSFというジャンルをこよなく愛し、正しく評価して欲しいんだという熱い思いが文章からズシズシと伝わるので、気持ちよく読み進めることが出来ました。
    この本を読んで、今まで全く読んだことが無い「ロバート シェクリイ」と「デイヴィッド・I・マッスン」の作品を読んでみたくなりました。

  • 原著では十億年の宴に増補改訂した形で出版され、訳書では
    重複する部分を削除し続巻として出版されたオールディスの
    SF史本第二弾。前書は読んだ本もそれなりにあったのだが
    この本に入ると読んでない本が圧倒的に増えた。思えばこの
    頃から私の興味がSF〜ファンタジーへと移行していったの
    かもしれない。SFとは何かという問いは自問するのも議論
    するのも楽しいが、各人がそれぞれ答えを持っていればいい
    と思う。万人に受け入れられる正解はない。

  • 全ての人間のための教科書といえます。少なくとも私の世界では。

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