- Amazon.co.jp ・本 (275ページ)
- / ISBN・EAN: 9784488017125
作品紹介・あらすじ
「クラブみたいなハコで、DJやダンサーみたいな男の子が接客してくれるホストクラブがあればいいのに」-すべては女性ライター・高原晶が、大手出版社の編集者・塩谷に漏らした何気ない一言から始まった。謎めいた美形の敏腕マネージャー・憂夜の助力を得て、二人は一風変わったホストクラブ"club indigo"を渋谷の片隅に開いたが、順調な経営とはうらはらに常連の客が殺され、店のナンバーワンに疑いがかかる。晶は個性豊かなホストの面々とともににわか探偵団を結成、真犯人捜しに奔走する!第十回創元推理短編賞受賞の表題作がシリーズ化。スタイリッシュでウイットあふれる新世代探偵小説、ここに登場。
感想・レビュー・書評
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主人公は30才ちょいのライター晶♀。ホストクラブのようなボーイズバーのオーナー。お店の店員に関わる事件に巻き込まれて話は進んでいく。
池袋ウェストゲートパークの渋谷版という印象。
出てくる登場人物が個性的すぎるがそれが話をおもしろくしていると思う。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
41:★3.5〜4くらい。ずっと図書館で見かけてはいたけど未読で、新作が出たというので改めて読んでみました。晶さんやインディゴのみんなは、IWGPの世界と同じくらい私とは縁遠いけど、ミステリとしてもキャラクターものとしても、ほどよく面白かった。
日常の謎系というには、人死んだりしてるけど……そういう意味でも、IWGPを連想しました。読後感がさっぱりしていて読みやすい。続きも読んでみたいな。 -
あっさり。
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この作者、なぜかずーっと男だと思ってた…‼︎( ´ ▽ ` )ノ
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再読。連作短編なので読みやすいです。
ごくごく一般的にホストクラブ、と言われて思い浮かべるイメージとは違う、一風変わったお店『club indigo』が舞台のお話です。
疾走感があり、テンポ良くお話が進むので読みやすくて好きなシリーズです。 -
渋谷〈club indigo〉は、古い雑居ビルに入っているホストクラブ。
高原晶は、昼はフリーライター、夜は同業者である塩谷とこのホストクラブのオーナーとなっている。
渋谷のホストクラブとしては比較的新しいこの店、マネジメントをしている憂夜の働きもあり、人気店となっている。
この〈club indigo〉の周囲で起こる事件を、晶を始め塩谷、憂夜、若いホストたちが協力しながら解決していくミステリー。
ホストクラブ事情に疎いオイラですが、渋谷の裏の姿を垣間見るような気がします。
またアラサーライターの晶が、オーナーとして尊敬されつつもあんまり色恋沙汰もなく(^-^;
ミステリーとして、さくさくと読めるように思います。 -
個性的なメンバーで事件を解決して行くお話です。
なんとなく手にとった本なのですが、長さもちょうど良くて読みやすかったです。 -
書店で文庫版を見かけてから気になっていたシリーズ。
だって装丁が素敵だったんだもの。
ホストなんだよねぇ…なーんて思ってたのに、
予想以上に面白かった!!
出てくる皆は愛すべきキャラクターだし、話の展開もサクサクしてて読みやすい。
しかし、短編ではあるものの、ちゃんとミステリーなんです。
私短編ミステリーはあまり好みませんが、これはちょうどいい長さと感じるお話たちで、短編ミステリーのなかではかなり好きな部類に入りました。
これはシリーズ全部よも。
あ、装丁は文庫のがいい。絶対。