- Amazon.co.jp ・本 (382ページ)
- / ISBN・EAN: 9784488019884
作品紹介・あらすじ
ぼくはトム。七番目の息子の七番目の息子だ。ギリシアでのつらい戦いを終え、チペンデンの家での静かな暮らしにもどったのもつかのま、預かってもらっていた三頭の犬を引きとりにいっているあいだに、家は焼かれ、師匠の大切な蔵書も灰になってしまっていた。敵の兵士たちがついにチペンデンにやってきたのだ。それだけじゃない、拘束していた骨魔女のボニー・リジーが逃げてしまった。師匠とアリスとぼくは、敵兵の手を逃れようと、アイリッシュ海にうかぶ島、モナ島を目指した。だが、モナ島でぼくらを待っていたのは、最悪の悪夢だった。家も蔵書も失った魔使い。帰る場所を失ったトムたちを待ちうけるのは。
感想・レビュー・書評
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ぼくはトム。七番目の息子の七番目の息子だ。ギリシアでのつらい戦いを終え、チペンデンの家での静かな暮らしにもどったのもつかのま、預かってもらっていた三頭の犬を引きとりにいっているあいだに、家は焼かれ、師匠の大切な蔵書も灰になってしまっていた。敵の兵士たちがついにチペンデンにやってきたのだ。それだけじゃない、拘束していた骨魔女のボニー・リジーが逃げてしまった。師匠とアリスとぼくは、敵兵の手を逃れようと、アイリッシュ海にうかぶ島、モナ島を目指した。だが、モナ島でぼくらを待っていたのは、最悪の悪夢だった。家も蔵書も失った魔使い。帰る場所を失ったトムたちを待ちうけるのは。
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魔使いかわいそう。
想像だけど、かなりのショックだろうな。
私だったら、死ぬ -
魔使いシリーズ第7巻かな?
師匠のグレゴリーは徐々に弱ってきており、今回の敵となるアリスの母である魔女リジーは魔女としても全盛期である。少しずつ世界は変わり、そして、いつも帰る場所であったチペンデンの家も無くなってしまった。
魔使いと魔王の戦いはこれからどのようになるのか。 -
トムもアリスも成長したなぁ、と感慨深い。でも彼らが成長した、と一番実感したシーン=グレゴリーが老いたと一番実感したシーンなのが悲しいです。魔使いは師匠が弟子にすべてを受け渡していくから、いつかは来ることではあるんだけど。
後書きによると、物語はクライマックスに近づいているらしい。
つまり魔王との対決も近づいているということで、今は魔王と対峙するにはトムもアリスも、グレゴリーを加えてさえ心もとないけれど、彼らはきっともっと強くなるだろうと思うと楽しみです。 -
2012.10.27
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毎回これ以上はないというくらいの危機に直面する魔使いの弟子トムだが、今回も何回も死にかける。
前作で、古代の女神オーディーンをたおしたのに、事態はよくなるどころか、ますます悪くなっていく。
あれだけ強かった師匠も、肉体的にも精神的にも衰えが見え始め、トムにかかる負担もますます大きくなってくる。
魔王との対決も刻一刻と迫る感じで、悲劇的な終わり方にならなければいいのにと思うが、無理なのだろうか? -
魔女や、闇の生き物と戦う魔使いも、戦争には勝てない?
もちろん戦争の影には魔王がいるのでしょうが。
今回は戦争で敵の部隊に追われて、逃げていく場面から始まります。
グレゴリーさんが大切にしていた、代々受け継がれてきた書物もすべて焼かれてしまいました。
そして、とじこめていた魔女が、逃げ出して・・・
老いたグレゴリーさんと、その業を受け継がなければいけないトム。
魔使いとして、トムは大きく成長を促されているようです。
あとがきに、このシリーズの予定が書いてありました。全部で10巻でこのお話は完結するそうです。その間に外伝が3巻よていされているようです。どちらも楽しみですね。